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ヌビアの日本参入第1弾「RedMagic 5」は充実のゲーミング機能が魅力 (3/3)

文●佐野正弘 編集●ASCII

2020年07月31日 12時00分

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日本語のローカライズやカメラには不満が残る

 充実したゲーム機能の一方で、気になるのが通常のスマートフォンとしての機能だ。RedMagic 5はAndroid 10をベースとした「RedMagic OS 3.0」を搭載しているのだが、かなりの部分で日本語化がされていないのだ。

 特に最初のセットアップ時に表示される規約が、すべて英語という点にはかなり面食らう人が多いのではないだろうか。設定の多くの項目も日本語化されておらず、Androidスマートフォンに慣れていない人は使いこなすのがかなり難しいと感じてしまう。

セットアップの最初に現れる規約の画面。すべて英語なので日本人には厳しい

設定画面を呼び出したところ。かなりの部分が日本語化されておらず、英語表記のままとなっている

 また、カメラもかなり癖があると感じた機能の1つだ。RedMagic 5はメインカメラが6400万画素/F値1.8の標準カメラと800万画素/F値2.2の超広角カメラ、200万画素/F値2.4のマクロカメラの3眼構造、フロントカメラは800万画素の単眼構造で、メインカメラは8Kまでの動画撮影にも対応しているのだが、問題はその使い方だ。

メインカメラは6400万画素・800万画素・200万画素のトリプルカメラと、最近の中国製ミドルクラスのスマートフォンに増えている構成だ

標準カメラで撮影した写真

超広角カメラで撮影した写真。F値が低いので曇天時は暗めとなる

デジタルズームは最大10倍まで対応。標準カメラの画素数が高いので、10倍ズームでも悪くない映りだ

マクロカメラによる撮影も可能。200万画素と画素数は低くなるので注意

 というのもカメラアプリのメニューがすべて英語というだけでなく、通常の写真撮影に用いる「PHOTO」モードでは、基本的に標準カメラでしか撮影ができないのだ。他のカメラを利用する場合、超広角カメラであれば「PRO」モード、マクロカメラであれば「CAMERA-FAMILY」から「Macro」に切り替える必要がある。AIによって被写体を判別し、カメラモードを切り替える仕組みは用意されているのだが、特に超広角カメラへの切り替えがPROモードからしかできないのはかなり不便だと感じてしまう。

カメラアプリ標準の「PHOTO」モードで撮影する際は、基本的に標準カメラによる撮影しかできない

超広角カメラに切り替えて撮影するには、「PRO」モードに切り替えた上で、さらに超広角カメラに切り替える必要がある

【まとめ】スマホ上級者向けだが
ゲーム専用機としてならアリ

 改めて振り返ると、RedMagic 5は快適なゲームプレイにとても力が注がれていることが分かる。加えてもっとも高いメモリー12GBのモデルでも649ドル(約6万8000円)と、5G対応のハイエンドスマートフォンとしてはかなり安価というのも魅力だ。

 だが日常的に利用するスマートフォンとしては改善が必要な部分が多く、中でも日本語のローカライズがかなり不足しているというのは正直厳しいと言わざるを得ない。購入手段なども考慮するとかなりターゲットを選ぶ、スマートフォン上級者向けであることは間違いないのだが、スマートフォンに詳しい人がAAAクラスのゲームプレイにこだわる、専用機として利用するなら価値はあるだろう。

「RedMagic 5」の主なスペック
メーカー Nubia Technology
ディスプレー 6.55型有機EL(19.5:9)
画面解像度 1080×2340
サイズ 78×168.56×9.75mm
重量 218g
CPU Snapdragon 865
最大2.84GHz(オクタコア)
内蔵メモリー 8/12GB(LPDDR5)
内蔵ストレージ 128/256GB(UFS3.0)
OS Android 10(RedMagic OS 3.0)
対応バンド 5G NR:n41/n78
LTE:1/2/3/4/5/7/8/12/17
/18/19/20/26/34/38/39/40/41
W-CDMA:1/2/4/5/8/19
4バンドGSM
無線LAN Wi-Fi 6(2×2 MIMO)
カメラ アウト:64メガ+8メガ(超広角)
+2メガ(マクロ)/イン:8メガ
バッテリー容量 4500mAh(最大55W対応)
生体認証 ○(画面内指紋、顔)
USB端子 Type-C
SIM形状 nanoSIM×2
カラバリ Hot Rod Red、Eclipse Black

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