クルマをピカピカにするKeeperコーティングをスマホに! 「スマホキーパー」で美しさをキープ (2/2)

文●栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

2021年05月03日 12時00分

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iPhone SE(第二世代)に
スマホキーパーを施工してもらうとどうなるのか?

KeePer LABO 世田谷店

入口から見た店内の様子

ウェンジ系の床と白い壁によって、店内は明るい雰囲気

 それでは施工してみましょう。今回伺ったのは、東名高速の東京ICと第三京浜の玉川ICを結ぶ環八内回り沿いにある「KeePer LABO 世田谷店」。店内は陽が差し込んで明るい雰囲気。無料Wi-Fiも完備されていて、実に居心地のよい場所です。ここならコーティングで数時間待っても苦ではなさそう。写真撮影は控えましたが、店内から作業の様子を見ることができるのですが、施工されたクルマはどれもピッカピカで眼福のひと言。クルマ好きでなくても「クルマって、こんなに綺麗になるの?」と驚くこと間違いナシです。

KeePer技研が施工サービスを実施している「スマホキーパー」のリーフレット

 気になるスマホキーパーの施工料金は、スマートフォンが片面3300円、両面4400円。タブレットは片面4400円、両面5500円(いずれも税込)。「保護フィルムとケースを買った方が安いかも」と感じなくもないですが、保護フィルムの中には滑りが悪い商品もありますし、なにより最近のハイエンドスマホは10万円を超えるのも珍しくなく、ガジェット好きでない限り、そう頻繁に買い替えませんからね。

 店員の方にお話を伺うと、愛車へのコーティング待ちの間に依頼する方はもちろんですが、スマホキーパーだけを依頼するという方もいらっしゃるのだとか。クルマのコーティングというと、時間がかかるゆえ事前に店舗への電話予約をしますが、スマホキーパーは不要だそうです。

 施工するにあたり、端末の新旧は問わないとのことですが、画面が割れている場合はお断りすることもあるそうです。コーティングできる素材は問わないようですが、一部端末のマット塗装に関してもお断りすることがあるとか。

今回コーティングを施工する iPhone SE(第二世代)

まだ画面についている保護フィルムを剥がしていない新品です!

 さて。コーティングするなら綺麗な状態がベストだろうということで、新品の「iPhone SE(第二世代)」の(PRODUCT)RED を用意しました。スピーディー末岡の私物だそうです。画面にフィルムが貼ってあるばかりか、アクティベートすらしていない、ホントの新品です!

スマホキーパーとiPhone SEの箱を並べたところ

 スマホキーパーの箱は、iPhone SEの元箱と似た大きさ。スマホと銘打っていますが、ガラス画面のノートPCにも施工できるようです。

スマホキーパーの外箱

スマホキーパーは、スマホのみならずタブレット端末、そしてガラス画面のノートPCにも施工可能だ

スマホキーパーの内容物

スマホキーパーの本体(液体)

スマホキーパーの内容量は2.4ml

施工前のクリーニングに使うアルコール綿

マイクや端子、ボタンを保護するマスキングシール

 気になる箱の中身はというと……スマホキーパー本体(液体)と施工時に使うスポンジ、クリーニング用のアルコール綿、シリコンゴム手袋、マイクロファイバークロス、マイクやスピーカー、コネクターにスマホキーパーが入り込むのを防ぐマスキングシールが入っています。

施工を待つ端末

コネクターにマスキングシールを貼る

 今回は両面施工してもらうことにしました。作業は対面で行なうことが多いとのこと。電源をオフにして端末を預けると、スタッフの方はコネクターなどに保護テープを貼っていきます。

マイクロファイバークロスの上にスマホを置き、クリーニング綿で画面を綺麗にする

 貼り終わるとスタッフは、マイクロファイバークロスを拡げ、そこにスマホを置きます。傷がつかないようにするためでしょう。そして手袋をされた後、クリーニング綿でスマホについた汚れを綺麗に拭き取っていきます

スポンジに スマホキーパーを塗布した後、画面に施工していく

 そしてメインの工程。施工用のスポンジに液を垂らし、作業を開始。画面の上を上下左右だけでなく、側面にも施工していきます。

塗布した後、すぐにマイクロファイバークロスでふき取る。

 乾かないうちにマイクロファイバークロスで拭き取ります。これで画面側の施工は終了。特別な機材は必要ないようです。

スマホキーパーを塗布

スマホキーパーを素早く拭き取り施工終了

 続いて裏側。綺麗な赤い本体に、ふたたびスポンジを使って液を塗布します。カメラのレンズ部分も塗布されるので、本当に大丈夫かなとドキドキ。そして再び拭き取り作業をして終了しました。

電源を入れて動作することを確認

施工したスマホは本当の新品状態なので、初期設定画面が起動した

 作業後、オーナー自ら電源を入れて、動作すれば全行程完了となります。施工時間はわずか10分程度! 車両の大きさにもよりますが、KeePerコーティングの中で最も早く作業が完了する「ピュア KeePer」が40分から60分程度ですので、クルマのコーティング待ち時間の間にスマホのコーティングも、という話に嘘偽りナシです。それどころか、KeePer LABOでは純水手洗い洗車というサービスも行っているのですが、こちらの作業時間は、軽自動車クラスなら25分程度。よって洗車している間にスマホのコーティングも、ともいえそうです。

 ちなみに施工後、マイクロファイバークロスや残った液体をもらって、自宅でも……と思ったのですが、開封後のスマホキーパー液は硬化しやすく、使えないでしょうとのこと。マイクロファイバークロスも、液がしみ込んで硬化しているため再利用はできないとのこと。

施工後はツルツルのヌルヌルに!

あまりの滑らかな感触に驚き!

 さて、新品のiPhoneにスマホキーパー。「スマホは分かりづらい」という話だったのですが、全然違うではありませんか! 明らかに高級感が増したような印象。クルマにKeePer コーティングをした時の、あの感動が手の中に納められているといえばよいでしょうか。

 さらなる驚きは指ざわりの良さ。トゥルントゥルンという言葉がピッタリなくらい に、画面がツルツルなのです。画面の上を指先が滑空しているかのようで、実に気持ちがイイ! 新品よりもツルツルで、特にフリック入力を多用する人は、この効果を知ると絶対感動するハズ! 画面にキズをつけたくないからと、気泡が入らないようにドキドキしながらフィルムを貼る日は過去のものとなりました。

カンタンに汚れが落ちるようになるのもスマホキーパーの魅力

 感動のあまりペタペタ触っていたら画面には指紋や手の油が……。そこでマイクロファイバークロスでふき取ってみることにしました。大抵は拭き取れるというより、汚れが伸びるだけで綺麗になりづらいのですが、これが実にキレイに取れるではありませんか。常に綺麗な画面でスマホやタブレットが使える、しかもツルツルで使っていて気持ちがイイ! これは一度体験すると元には戻れません!

使い古したスマホでも効果があるのか? と思い筆者のスマホで実験!

画面の下側だけスマホキーパーを塗布して実験

 しかし「これって新品だから効果があるのでは?」という疑問も。そこで残った液を3年以上使ってボロボロになっている筆者のiPhone 8の下部だけに塗布してみました。これなら上と下で触り心地のテストができますからね。

 古いスマホなら、その違いはより明確に。今までの使い心地に不満はなかったのですが、画面の上側と下側で「CPUの動作クロックが上がったのでは?」とさえ思えるほど動きに違いがあるではありませんか。さすがに傷だらけの本体が新品同様に、というわけにはいかないのですが、それでもそれなりにピカピカに。スマホキーパーは、新しいスマホは何時までも美しく、古いスマホは使い勝手がよくなるなどと、いいことづくめの印象を受けました。

【まとめ】クルマもスマホもピカピカのほうがキモチイイ!

 自分の持ち物を綺麗に使い続けたいという気持ちは、クルマもスマートフォンも変わりありません。ましてスマホはクルマ以上に毎日触れるものです。当初は片面3300円という施工料金に高いナァと内心思ったのですが、深い艶と極上の触り心地を知ると、むしろ安いと断言できます。もちろん施工後にケースに入れれば、一層万全なのは言うまでもナシ。

 施工もカンタンですので「家電量販店で施工できればいいのに」「いや単品販売すれば売れるって!」と心の底から思います。残念ながら、これらの予定はないとのことなので、KeePer PRO SHOPやKeePer LABOにお願いするしかなさそう。クルマを持ってなくてもお店でスマホキーパーをお願いするのは、大いにアリです!

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