Xperia温故知新! 波瀾万丈な歴史を紐解く

Xperiaが混迷を極めた時期にスタンダードなデザインで発売された「Xperia L2」

文●君国泰将 編集● ASCII

2021年08月23日 10時00分

 国内では発売されなかったXperiaのグローバルモデル。今回紹介するのは2018年第1四半期に登場した「Xperia L2」です。コードネームはRanger、モデル番号はシングルSIM/デュアルSIMモデルとともに「H43xx」でした。

Xperia L2

 2017年に発売されたエントリー向けの「Xperia L1」の後継モデルであり、国際家電見本市「CES 2018」に合わせて登場したモデルになります。

 Xperia L2は、約5.5型(1280×720ドット)の大型ディスプレーを搭載。プロセッサーについては、MediaTekのMT6737T (1.45GHzx4)と前モデルと変わらないものの、メモリーは3GB、ストレージは32GBに増加。外部ストレージは最大256GBのmicroSDXCに対応しています。バッテリー容量は3300mAh。OSは、Android 7.1.1(Nougat)を採用。

 本体サイズは、約78×150×9.8mm、重さは約178g。カラーバリエーションは、ブラック、ゴールド、ピンクの3色展開で、ベゼルはそれぞれのカラーと同色になっています。本体上部にイヤホンジャックを備え、底面の外部接続端子はUSB Type-Cで、さらにNFCも搭載しています。しかし防水防塵は非対応で、本体側面にあるnanoSIMスロットやmicroSDカードスロットのカバーには、ラバー保護などはありません。

 背面には約1300万画素でF値2.0という明るいレンズを搭載し、3倍のクリアデジタルズームが可能です。フロントカメラは約800万画素に加え、120度という広角なレンズを備え、セルフィー需要にピッタリです。

 ワイヤレスオーディオは、上位モデルに備わるSBCの3倍の情報量を転送可能な「LDAC」は非搭載ですが、汎用性の高い「aptX」に対応していました。

 Xperia L2の最大の特徴は、背面がラウンドしたボティーと、右サイドがシンプルにボリュームボタンと電源ボタンのみというデザイン。そして、背面のカメラの下に指紋センサーを配置。

 この年のすべてに共通して、従来はサイドに電源ボタンと指紋センサーを共通化させたものから、特許の問題からか指紋センサーのみ背面に移すというスタイルへと変更。特に上位モデルのXperia XZ2シリーズでは、デザインの大幅変更に加えてヘッドホン端子の省略など大胆な改革がとられました。

 ですが賛否が別れる事となり、その翌年にはまたサイドへと戻るなど、2018年モデルは混迷を極めたと言っても過言ではありません。その中「Xperia L2」では変化の少ないエントリー向けとして作られたモデルであり、ヘッドホン端子が残るスタンダードなモデルとして発売されていました。

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