バルミューダ「BALMUDA Phone」は社長のスマホ? (4/4)

文●盛田 諒(Ryo Morita)編集● ASCII.jp

2021年11月24日 09時00分

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誰も見たことのない世界を見せてほしい

 社長の言いたいことと、やりたいことはよく理解できました。社長は開発には「クレイジーに俺は絶対これが欲しいというアホみたいなわがまま」が必要だったと話していて、これまで社長がバルミューダでやってきたことはスマホでも変わらなかったのだ、ということもよくわかりました。

 1つ気になったのは、OSやアプリの更新がいつまで続くのか、後継機種がいつごろ出るのか。初代機は少なくとも3〜4年くらいは使えてほしいし、遅くともそのころまでには買い替え先にあたる後継機種が出ていてほしいところです。スマホは家電と違い、同じ基本仕様で売り続けるのが難しい製品ということもあり、今後、どこまで製品や技術の開発計画が描かれているのかが気になりました。新ブランドBALMUDA Technologiesでは今後、スマホではないほかの製品も含めて継続的に開発していくということなので、ロードマップには期待したいところです。

モノのBALMUDA、デジモノのBALMUDA Technologies

 もう1つ気になったのは、BALMUDA Technologiesを通じて、社長はどんなビジョンを描いているのかということです。

 社長が引用したアラン・ケイのエッセイに出てくる「草原で画面を見ている子どもたち」は、コンピューターを外に持ち出し、宇宙戦争ゲームで遊びながら、ゲームのプログラ厶を書き換えようとしている子どもたちを描いた挿画。いまとなってはプログラミング教育の必修化もあり、タブレットやゲーム機でプログラミングをしている子どもの姿を目にしても驚きは少なくなりました。ITの巨人たちが拓き、当時のビジョンがほぼ完璧に実現されたような世界を、バルミューダはどう変えようとしているのかが気になります。

 スマホはあくまで第一歩。いずれ訪れるであろう次の波に乗るためには、良い道具だけでなく新しいビジョンが必要です。BALMUDA Phoneが当たるかはわかりませんが、巨人に石を投げるような挑戦的なコンセプトは素晴らしいものだと感じます。寺尾社長には止まらず走り続けてもらい、まだ誰も見たことのない新しいビジョン、新しい世界を見せてほしいと感じました。

 

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