AQUOS、Xperia、Pixelもあるが少しカテゴリーが違う製品か
冒頭でも紹介したように、この3機種のほか、Androidで言えばシャープ「AQUOS sense6s」やソニー「Xperia 10 IV」もSnapdragon 695 5Gを搭載した全部入りミドルクラスの範疇に入る。
どちらも現時点ではキャリアモデルしか販売されないが、今はキャリアモデルでも端末のみの購入が可能だし、いずれは単体販売される可能性もあるだろう。しかし、キャリアモデルはアンインストールできないアプリが入っていることもあり、余計なアプリが嫌いな人は避けたほうがいいだろう。
そして、AQUOSシリーズではエントリークラスのAQUOS wish2という機種もSnapdragon 695 5G搭載だ。ただしディスプレーの解像度も低く、カメラは1つ。クラスが異なる製品だろう。ドコモでは定価が2万円台に設定されるため、処理性能が高い機種を安く買いたい人はこれを選ぶ手もある。
グーグルのPixel 6aは先の3機種より高価だが、上位モデルと同じGoogle Tensor搭載で処理性能やOSのアップデートを考えると悪くない選択。ただし、防水性能がIP67と若干弱く、安心感は少し薄い。イヤホン端子がないのもマイナスだ。それならばもう少し予算を足して「a」のつかないPixel 6で、IP68の防水性能と8GBメモリーを得ることも検討したほうが後悔がないかもしれない。
このクラスの予算で新品iPhoneを使いたいなら第3世代iPhone SE一択となる。画面が小さいが、プロセッサ周りはiPhone 13と同等と性能は十分高い。
OPPO、シャオミ、モトローラの3機種はどれも良さそうだが
防水やSIMの仕様の違いには気をつけよう
前半で紹介したOPPO、シャオミ、モトローラの3機種はどれを選んでも大きな問題はないと考えられ、防水やSIMの種類といった違いだけ注意すればおそらく失敗することはない。色やデザインで選んでもいいだろう。
また、購入の携帯としては、単体購入のほか、キャリア版の場合もある。MVNOのセット販売以外では、SIMの対応などスペックが異なっている場合もあるため、よく確認することが重要だ。
2022年も充実しているミドルクラスの全部入りスマートフォン、よりよい選択をしてほしい。