実用的な進化が目白押し
バッテリーのスタミナも、ビデオ再生による比較はiPhone 13 Proが最大22時間なのに対して、iPhone 14 Plusは最大26時間。カメラ回りの尖ったテクノロジーにこだわりがなければ、Proよりも1万5000円安い「大画面のPlus」を選んでも良さそうです。
ひとつ、選ぶうえで気になるポイントはディスプレイ。TrueDepthカメラや各種センサーを置く「単なるノッチ」(切り欠き)であることをやめて、通知やアプリの情報が表示するディスプレイの一部、兼タッチ&スワイプ操作にも対応するインターフェースである「Dynamic Island(ダイナミックアイランド)」を搭載したことだけでもProを選ぶ意味はありそう。
これから他社のスマホも、アップルが提案するDynamic Islandに倣って、ノッチエリアに独自の機能を持たせてくるかもしれません。スマホの大事な進化を先取り体験したいので、けっきょく筆者は次もiPhone 14 Proを選んでしまいそうです。

筆者紹介――山本 敦
オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。