iPhoneで『バイオハザード RE:4』をいつでもどこでも楽しめる!そのプレイフィールをレポート (1/2)

文●松野将太 ●ミヤザキ(ASCII)

2024年02月09日 15時00分

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iPhoneで『バイオハザード RE:4』をいつでもどこでも楽しめる!そのプレイフィールをレポート

 最新ナンバリングタイトルの『バイオハザード ヴィレッジ』に加え、近年はナンバリング作品のリメイクである「RE」シリーズを展開するなど、長年に渡って高い人気を獲得しているサバイバルホラーゲーム「バイオハザード」。

 そんなREシリーズの最新作『バイオハザード RE:4』が、iPhone/iPad/Macといったアップル製品でもプレイできるのをご存じだろうか? ここではApple JapanにiPhone 15 Pro Maxをお借りし、実際に本作をプレイした手触りをお届けしよう。

『バイオRE:4』本編からDLCまでiPhone/iPad/Macで堪能!

iPhoneで『バイオハザード RE:4』をいつでもどこでも楽しめる!そのプレイフィールをレポート

主人公・レオンの活躍を描く人気作『バイオハザード RE:4』のiPhone/iPad/Mac向け移植版だ

 昨年12月20日に販売を開始したiPhone/iPad/Mac版『バイオハザード RE:4』は、同作のコンシューマー/PC版を移植した作品。序盤は無料でダウンロードやプレイが可能となっており、本編およびDLC「SEPARATE WAYS」はゲーム内から購入することでアンロックできる。

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大統領の娘・アシュリーを探してスペインのとある村を訪れたレオンは、異常な様子の村人による襲撃に巻き込まれる。それまでのシリーズ作とは一風変わった独特の雰囲気も評価が高い

 iPhoneという携帯端末で遊べると聞くと「操作性が違ったり、ストーリーがコンパクトになっているのでは?」と思ってしまう人もいるだろう。

 本作はDLCを含む『バイオハザード RE:4』の本編そのままをiPhoneおよびiPad環境向けに移植しており、ゲームそのものの構成や進行はコンシューマー/PC版といっさい変わっていない。近年のスマホ・タブレットの高性能化のなせる業と言っていいだろう。

 とはいえ、端末の要求スペックは相応に高めだ。iPhone版の必要スペックはiOS 17.0以降およびA17 Pro以降のSoCを搭載するデバイス(要するに、現在は最新世代の「iPhone 15 Pro」および「iPhone 15 Pro Max」でのみプレイ可能)、iPad版はiPadOS 17.0以降およびM1以降のSoCを搭載するデバイス(M2チップを搭載する「iPad Pro」やM1チップ搭載の「iPad Air」が該当する)となっている。

 もちろん、MacもM1もしくはM2チップを搭載したものが対応プラットフォームとなっている。なお、本作はユニバーサル購入とセーブデータの共有に対応しており、iPhone/iPad版を購入すれば同じAppleIDの手持ちのMacでもプレイ可能だ。

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対応デバイスは最新の「iPhone 15 Pro」など比較的新しいものに限られるが、そのぶん移植のクオリティーは高い。ゲーム本編の魅力を余すところなく楽しめる

 現時点での対応デバイスは多いとは言えないが、いずれにせよ同作のプレイ体験をiPhoneやiPadで持ち運び可能である、という点は意義深いものがある。iPhoneでもしっかりとしたボリュームあるゲームをプレイしたい、あるいは持ち運んで同作をプレイしたいといったユーザーにとっては魅力的な選択肢と言えるだろう。

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PlayStation 5の「DualSense ワイヤレスコントローラー」などはiOSとの接続に対応している。利用することで快適に操作が可能だ

 操作方法については、本体のタッチパネルを活用したタッチ操作に対応。さらに、PlayStation 5の「DualSense ワイヤレスコントローラー」など、iOSとの接続に対応するコントローラーでの操作も利用できるため、タッチ操作は難しいという人にもおすすめできる。

 特に、ある程度の画面の大きさを確保できるiPad版とコントローラー操作を組みあわせた場合、ゲーム体験としての満足度はかなり高くなると言えるだろう。ちょっとした出張などのイベントに持ちこんで、快適な操作できっちりとボリュームのあるゲームを楽しめることに魅力を感じる人も多いはずだ。

 何より、ゲーム自体は一度ダウンロードしてしまえばオフライン環境で楽しめる、というのが大きい。

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外部コントローラーがない場合は、画面に表示されるタッチコントローラーを利用する。オプションから挙動やアイコンの大きさをカスタマイズできる

 ちなみにタッチコントローラーに関しては、画面上に表示されるボタンの位置や大きさ、アクティブ時の表示時間などをオプションから変更可能だ。タッチ中は一部画面を塞ぐことになってしまうことに加え、スマートフォンの画面サイズではデフォルトのボタン類がやや大きめなので、活用する場合はボタンサイズや位置を調節することをおすすめしたい。

 ボタン配置はいわゆるスマホ向けFPSタイトルに寄せたものとなっており、同様のゲームに触れた経験があればプレイに慣れるのは早いかもしれない。なお、拳銃やショットガンといった銃火器のエイムにはある程度のアシストがかかっていることもあって、迫ってくる敵への対処も慣れればそれなりにこなせた。

 基本的には外部コントローラーを利用する方が自由に操作できるものの、通勤・通学中などデバイス1つで手軽にプレイできる利便性は捨てがたいので、利用シーンに応じて操作方法を変えてみるのも悪くないように思う。

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