2月下旬からファーウェイの「HUAWEI WATCH 4」を使っています。ファーウェイ・ジャパンからお借りしたもので、使い始めて3週間ほど経ちました。筆者は、ファーウェイのスマートウォッチはこれまでに数モデル使ったことがあって、いずれもバランスの取れた機能や電池持ちに満足できました。
このHUAWEI WATCH 4も必要十分な機能を備えており、電池もそれなりに持つのですが、これまでに使ったウォッチとは若干異なる印象も持ちました。ちょっと「クセ」があるなぁと。HUAWEI WATCH 4については、4回にわたってレビューしていく予定ですが、今回はその「クセ」について掘り下げてみたいと思います。
HUAWEI WATCH 4はメインストリームの最新モデルのはずだが……
まずは、HUAWEI WATCH 4がどういう位置付けの製品なのかを、私なりの認識で説明しておきますね。
ファーウェイは2015年3月に初のスマートウォッチ「Huawei Watch」を発表して以来、徐々にラインナップを拡充し、現在は大きく3つのブランドに分けて展開しています。HUAWEI WATCH 4は「WATCHシリーズ」の最新モデルで、ファーウェイのスマートウォッチのメインストリームにあるモデルと言えます。
しかし、最近の売れ筋は「WATCH GTシリーズ」のようです。GTシリーズはWATCHシリーズよりも値頃感があり、されど十分な機能を備え、多彩なデザインから選べることも利点です。
そして、WATCH GTシリーズの下に「WATCH FITシリーズ」があります。上位モデルが円形の文字盤であるの対して、FITシリーズは文字盤が長方形で、コンパクトで軽いことが特徴。最近は、スマートバンドの「HUAWEI Bandシリーズ」との機能差が少なくなり、ファーウェイのウェブページでは「HUAWEI FIT/Band シリーズ」とまとめられています。1万円を切るモデルもあり、最も低価格のシリーズと言っていいでしょう。
なお、ほかにも高級感や高性能を追求したフラッグシップ「ULTIMATE DESIGNシリーズ」や、血圧計を搭載した「HUAWEI WATCH D」など、上記のシリーズには当てはまらないモデルもあります。
前置きが長くなってしまいましたが、HUAWEI WATCH 4は、メインストリームにあるモデルです。最先端のテクノロジーを搭載して、ユーザーインターフェイスにもこだわったハイエンド製品です。おそらく、ファーウェイが理想とするスマートウォッチの形はWATCHシリーズにあるのだと思います。ですが、それは、あくまでもファーウェイの理想で、日本のユーザーのニーズや使い方に合致していないように感じた次第です。