ファーウェイが5月22日に発売したスマートウォッチ「HUAWEI WATCH FIT 3」(以降、FIT 3)を使っています。「HUAWEI WATCH FIT」シリーズは、同社のスマートウォッチの中ではエントリーモデルの位置付け。お手頃価格ながら日常使いに十分な機能を備え、デザインにも注力されたモデルです。
従来モデルは長方形のコンパクトな文字盤を搭載していましたが、FIT 3は正方形をちょっとだけ縦に長くしたサイズで、1.82インチ(480×408)のディスプレイを搭載。右側にクラウン(リューズ)と機能ボタンを備えています。パッと見では、Apple Watchに間違われるかもしれません。ファーウェイ公式ストアの直販価格で2万3980円〜となっています。
大画面が見やすく装着感も良好
FIT 3はAndroid 8.0以降、iOS 13.0以降のスマートフォンに対応。筆者はiPhone 15 Pro(iOS 17.5)とペアリングして使っています。
FIT 3を使っていて、最大のメリットと感じているのが大きな画面です。筆者は前モデルのFIT 2も使っていましたが、1.74インチ(480×336)から1.82インチ(480×408)に広がったことで、通知や運動記録などの視認性が大きく向上しました。
初期設定されているホーム画面は四隅にアイコンが設置されていて、活動記録、ワークアウト、ボディメーカー(カロリー管理)、睡眠にワンタッチでアクセスできます。使い方によっては、この画面からの操作だけで目的をまっとうできるかもしれません。
右上のクラウンを押すとアプリや機能のアイコンメニューが表示され、クラウンを回して拡大したり、縮小したりできます。右下の機能ボタンはワークアウトのメニューが表示されるように設定されていますが、よく使うアプリや機能に変更することも可能。画面のタップやスワイプの反応も的確です。
ホーム画面を下になぞるとクイック設定、上になぞると通知、左方向になぞると「カスタムカード」が表示されます。カスタムカードは、スマホに例えるとウィジェットのようなもの。その日の活動記録や健康状態をチェックしたり、天気やカレンダーなどを素早く参照したりでき、自分が使いやすいように編集することもできます。
裏面には光学式心拍センサーを搭載。ほかに、9軸IMUセンサー(加速度センサー、ジャイロセンサー、磁気センサー)と環境光センサーも搭載されています。
ケースはアルミニウム合金製で、ゴールド、シルバー、ピンク、ターニッシュの4色。バンドはホワイト(レザー)、グレー(ナイロン)、ホワイト(フルオロエラストマー)、ピンク(フルオロエラストマー)、ブラック(フルオロエラストマー)の5種で、ケースとストラップは5つの組み合わせで販売されています。筆者が使っているのはターニッシュ+ブラック(フルオロエラストマー)で2万3980円。ちなみにレザー製やナイロン製のストラップの場合は2万5080円となっています。
フルオロエラストマー製のバンドは穴が多くて通気性がよく、運動時にも適している印象です。