格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す!

格安SIMでIPv6が使えると何かいいことがあるのか? (2/2)

文●正田拓也 編集● ASCII

2024年07月07日 12時00分

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現時点では特段目的がないのであれば
無理にIPv6を利用したり、あえて対応のSIMを選ぶ必要はない

 現状、格安SIMでIPv6で通信しても、特別に速度が早くなるわけでもなく、IPv6専用のコンテンツがあるわけでもないのだから、スマートフォンでは無理してIPv6に対応しなければならない理由はない。

 IPv6はここ数年で利用率が上がってきているとはいえ、個人が使うインターネットの世界では少数派だ。当初IPv6で解決されるはずの課題だったIPアドレス枯渇問題も、大規模NAT(キャリアグレードNAT)をはじめとした技術や仕組みの構築で、現在個人レベルではあまり困らない状況になっている(ユーザーも特に何かを意識することはないはずだ)。

 もし、格安SIMを使ってIPv6を活用するIoT機器を使う場合には対応の有無が問題になるときもあるが、普通に使う分には、当分の間はIPv6に対応しないことによるデメリットはないだろう。

やっぱりIPv6対応しているのがなんとなくイイ!

 スマートフォンでIPv6対応にしたところで特別な差はないことはわかってもらえたと思うが、筆者もそうだが、最新のものには常に対応していないと嫌だという人なら、加入するサービスがIPv6対応かどうかを確認した上で加入してほしい。

 そして、念のため、IPv6の確認サイトで状態を確認しておきたい。有名なところでは以下のURLのサイトなど(https://test-ipv6.com/)がある。IPv6が有効になっていないのなら、APN設定などを見直してみるといいだろう。

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