筆者がHUAWEI WATCH FIT 3を最初に見たときに思ったのは、「Apple Watchに似ているなぁ」ということ。前モデルのHUAWEI WATCH FIT 2までは文字盤が縦に長く、“スマートウォットとスマートバンドの中間”という印象でしたが、FIT 3は正方形に近いスクエアなフェイスとなり、大きさは筆者が使っているApple Watch(Series 6の44mmモデル)と同等。パッと見では、Apple Watchと見間違う人が多いのではないかと。実際には「それ、Apple Watchですよね?」などと聞かれたことはないのですが、おそらく、そう思っている友人もいると思います。なんと言っても、いまやApple Watchは世界で一番売れている腕時計ですからね。
HUAWEI WATCH FIT 3の価格は2万3980円。Apple Watchは最も安いApple Watch SEの40mmモデルでも3万4800円〜です。と考えるとHUAWEI WATCH FIT 3を使って、Apple Watchと同じような満足度が得られるのならおトクです。はたしてHUAWEI WATCH FIT 3はApple Watchの代わりになり得るのか? むしろ、Apple Watchよりも便利だったりするのか? 今回は、両方を使い比べた筆者の率直な感想をお伝えしたいと思います。
HUAWEI WATCH FIT 3は軽さが魅力
HUAWEI WATCH FIT 3は、角丸のスクエアな時計の右上に回して操作できるクラウン(リューズ)、右下によく使う機能を割り当てられるボタンを搭載しています。その中間にマイクがあり、左側面にはスピーカーがあります。このレイアウトはApple Watchと全く同じ。ボタンに割り当てられている機能には若干違いがありますが、これまでApple Watchを使っていた人がHUAWEI WATCH FIT 3の乗り換えるとスムーズに操作できそうです。逆もまたしかりでしょう。
HUAWEI WATCH FIT 3のケースはアルミニウム合金で、ベルトは複数の素材・デザインから選べます。筆者が使っているApple Watchのケースはアルミですが、ステンレススチール製のモデルも選べます。Apple Watchのベルトは素材やデザインのバリエーションも豊富。実際に装着した肌感でも、Apple Watchには高級感が感じられます。そのぶん値段も高いわけですが、デザインを重視するなら、Apple Watchを選ぶのが得策でしょう。
ですが、日常的な装着を続けていると、「HUAWEI WATCH FIT 3のほうがいいかも……」と思ったりも。HUAWEI WATCH FIT 3は軽いんですよ。本体の重さが26gで、ベルトを付けた状態で計ってみると48gでした。一方、筆者が使っているApple Watchは本体が36gで、ベルト込みで63g。ウォッチを着けたまま運動したり、寝たりするには、軽いほうがラクですよね。