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日本発売が決定した可変絞りカメラ搭載のハイエンドスマホ「nubia Z70 Ultra」速攻チェック (2/2)

文●山根康宏 編集●ASCII

2024年12月07日 12時00分

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可変絞りでボケも自在
カメラボタンで快適撮影

 nubia Z70 Ultraの詳細なカメラ性能を見てみよう。

 広角は35mmと多くのスマートフォンのカメラより焦点距離は長い。センサーはソニーIMX 9シリーズで解像度は5000万。さらにレンズにはZTE/Nubia初となる可変絞りを搭載した。物理的な絞り羽の動きでF1.59~4.0まで段階的に絞りを変更できる。

 超広角は5000万画素F2.0で画角は122度、マクロ撮影にも対応。そして望遠は2.7倍(70mm)6400万画素、F2.48となる。このうち広角と望遠はOIS(光学式手ぶれ補正)を搭載している。

広角カメラの絞りをF4.0まで絞ってみた

 カメラアプリのUIは、画角の切り替えは一般的な倍率表示ではなく焦点距離表示となる。望遠は70mmだがデフォルトでは85mm表示となっており、これは前モデル「nubia Z60 Ultra」が85mm/3.3倍望遠を搭載していたことから、同じ焦点距離に合わせたのかもしれない。また、最大50倍までのデジタル望遠に対応する。

 動画は4K 120fps、8K 30fps、15倍までに対応。その他のモードはイメージがわかりやすいように作例風のバナーから選ぶことができる。

カメラアプリのUI。プロショットモードではF値を変更できる

 本体右側面のカメラボタンは2段階で、軽く押すとピント位置を固定でき、そのまま押すことでシャッターを切ることができる。ボタンのサイズは小さいが指先で軽く操作でき、押し込み具合もちょうどいい感じだった。構図を決めて撮影するときなど、画面をタップせずシャッターが切れるので使いやすい。

本体右のカメラボタン

1段階押すとピント位置固定、そのまま押し込んでシャッターが切れる

nubia Z70 Ultraカメラ作例紹介
カメラフォンにふさわしい仕上がりの良さ

 以下はカメラの作例だ。まずはレンズの焦点距離を変えて撮影してみた。

超広角(13mm)

広角(35mm)

望遠(85mm)

望遠(350mm)

望遠(364mm)

 こちらは可変絞りの被写界深度の差を比べてみた。

35mm、F1.6

35mm、F4.0

35mm、F1.6

35mm、F4.0

 こちらはテレマクロ。140mmで撮影。

140mm

 あとはレビュー場所(中国・深セン)で数枚を撮影。

広角(35mm)

広角(35mm)

広角(35mm)

【まとめ】日本でも最高位に位置するハイエンドカメラモデル

 Nubiaのカメラフォンはここ数年、海外で高い評価を受けている。nubia Z70 Ultraは最新のチップセット、高画質なトリプルカメラ、可変絞り、カメラボタン、見えないUDC、144Hzディスプレーにゲーミングモード対応など、カメラに加えスマートフォンとしての性能も非常に優れている。

 日本で販売されればシャオミやシャープのカメラフォンの対抗モデルに十分なりえる存在であり、Nubiaのブランド力を知らしめる製品になるかもしれない。

 なお、Zシリーズは写真撮影の美しさを印象付けるために、巨匠の画家「ゴッホ」の名画をモチーフにした「Starry Night Edition」も存在する。背面の芸術的な仕上げはブルーの色と相まって、写真撮影の意欲をわきたてさせるようだ。現時点(2024年12月6日)ではこのモデルの日本投入は未定となっている。

 また、nubia Z70 Ultraの日本での発売日、価格、おサイフなど日本固有機能の有無は公開されていない。

nubia Z70 Ultra Starry Night Edition

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