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【レビュー】Apple Watchに続いて、ファーウェイ製スマートウォッチに搭載の心電図機能を使う (1/2)

文●村元正剛(ゴーズ) 編集● ASCII

2025年02月11日 12時00分

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 ファーウェイが昨年12月に発表した「HUAWEI WATCH D2」を使っています。血圧計機能が最大の売りのスマートウォッチで、新機能としては24時間の自動血圧モニタリング機能を備えていること。それだけでも注目度の高い端末ですが、その後に心電図(ECG)機能の追加が発表されています。

HUAWEI WATCH D2

約30秒で心電図が測定できて、医療に繋げることができます

これまで同様にHUAWEI Healthアプリ上でデータを管理

 筆者はHUAWEI WATCH D2をiPhone 16 Proとペアリングして使っています。「HUAWEI Health」アプリをアップデートすると「心電図」という項目が追加されました。これを選択し、「アクティベート」をタップすると、WATCH D2のアプリ一覧画面に「心電図」が表示され、測定できるようになりました。

 なお、本製品はクラウドファンディングで先行発売されましたが、クラウドファンディングで購入した場合も、一般発売後に購入する場合も、アップデートの必要はなく、あらかじめ「心電図」アプリが搭載されているとのことです。

HUAWEI WATCH D2

「HUAWEI Health」アプリに追加された「心電図」をアクティベートすると使えるようになった

HUAWEI WATCH D2

アクティベートすると、HUAWEI WATCH D2の画面に「心電図」アプリが表示

側面のボタンに指をタッチして、わずか30秒で測定可能

 測定方法は簡単。「心電図」アプリを起動して、まず「設定」をタップ。ウォッチを左右どちらの手首に装着しているかを指定します。この設定は初回のみで、(着ける腕を変えない限り)都度の設定は不要。あとは側面の下のボタンにそっと指を当てるだけです。計測にかかる時間は30秒。測定結果は「洞調律」「心房細動」「心拍数が110より上」「心拍数が50より下」「判定不能」のいずれかで表示されます。

HUAWEI WATCH D2

初めて起動した際に測定方法が表示される

HUAWEI WATCH D2

事前にすべき設定は、どちらの手首に装着するかのみ

HUAWEI WATCH D2

右側面の下にあるボタンに指を当てると測定が始まる

HUAWEI WATCH D2

測定中は残り時間が表示される

HUAWEI WATCH D2

30秒後に測定結果が

HUAWEI WATCH D2

測定結果の一覧

 測定結果と一緒に、そのときの心身の状態を記録することも可能。「胸の圧迫感」「胸の痛み」「不安」「息切れ」「めまい」「疲労感」「睡眠不足」「風邪/熱」「その他」「なし」から選択して記録できます。

HUAWEI WATCH D2

心身の状態を記録することもできる

HUAWEI WATCH D2

測定結果は「HUAWEI Health」アプリにバックアップされる

HUAWEI WATCH D2

「心電図レポート」としてプリントして、主治医に見せることも可能

 筆者は循環器の基礎疾患がありますが、手術で完治し、薬も飲んでいるので、心電図の検査で異常な結果が出ることは普段ありません。HUAWEI WATCH D2で測定しても、正常であることを示す「洞調律」と表示されました。一度だけ「判定不能」と表示されましたが、おそらく不安定な体勢で測定したからだと思われます。おそらく、ほとんどの人は「洞調律」と表示されると思います。

HUAWEI WATCH D2

「判定不能」と表示され場合も心電図は記録される

 となると、頻繁に測定する必要がないと感じるかもしれません。ですが、日常で心電図を取る機会はほぼないですよね。心臓や循環器に関する病気は、年に1度の健康診断で測定して、異常が発見されるというパターンが多いようです。HUAWEI WATCH D2で計測できる心電図は簡易的なものですが、それでも病気の予兆を知るには役立つはずです。

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