ファーウェイが昨年12月に発表した「HUAWEI WATCH D2」を使っています。血圧計機能が最大の売りのスマートウォッチで、新機能としては24時間の自動血圧モニタリング機能を備えていること。それだけでも注目度の高い端末ですが、その後に心電図(ECG)機能の追加が発表されています。
これまで同様にHUAWEI Healthアプリ上でデータを管理
筆者はHUAWEI WATCH D2をiPhone 16 Proとペアリングして使っています。「HUAWEI Health」アプリをアップデートすると「心電図」という項目が追加されました。これを選択し、「アクティベート」をタップすると、WATCH D2のアプリ一覧画面に「心電図」が表示され、測定できるようになりました。
なお、本製品はクラウドファンディングで先行発売されましたが、クラウドファンディングで購入した場合も、一般発売後に購入する場合も、アップデートの必要はなく、あらかじめ「心電図」アプリが搭載されているとのことです。
側面のボタンに指をタッチして、わずか30秒で測定可能
測定方法は簡単。「心電図」アプリを起動して、まず「設定」をタップ。ウォッチを左右どちらの手首に装着しているかを指定します。この設定は初回のみで、(着ける腕を変えない限り)都度の設定は不要。あとは側面の下のボタンにそっと指を当てるだけです。計測にかかる時間は30秒。測定結果は「洞調律」「心房細動」「心拍数が110より上」「心拍数が50より下」「判定不能」のいずれかで表示されます。
測定結果と一緒に、そのときの心身の状態を記録することも可能。「胸の圧迫感」「胸の痛み」「不安」「息切れ」「めまい」「疲労感」「睡眠不足」「風邪/熱」「その他」「なし」から選択して記録できます。
筆者は循環器の基礎疾患がありますが、手術で完治し、薬も飲んでいるので、心電図の検査で異常な結果が出ることは普段ありません。HUAWEI WATCH D2で測定しても、正常であることを示す「洞調律」と表示されました。一度だけ「判定不能」と表示されましたが、おそらく不安定な体勢で測定したからだと思われます。おそらく、ほとんどの人は「洞調律」と表示されると思います。
となると、頻繁に測定する必要がないと感じるかもしれません。ですが、日常で心電図を取る機会はほぼないですよね。心臓や循環器に関する病気は、年に1度の健康診断で測定して、異常が発見されるというパターンが多いようです。HUAWEI WATCH D2で計測できる心電図は簡易的なものですが、それでも病気の予兆を知るには役立つはずです。