MVNOの格安SIMの2大ブランド、IIJmioとmineoが相次いで新プランや実質値下げを発表したことが話題になっている。また、春商戦に合わせて、両社ともに最大6ヵ月間の大幅割引キャンペーンを実施しているのにも注目したい。その結果、ともに月20GBを1000円以下で使えるのだ。
新料金プランで格安SIMの面目躍如
実質的に月50GB以上使えて2948円
ここしばらく、料金値下げや各種キャンペーンでは3大キャリアのサブブランドやオンライン専用プランが主役の感があった。月30GBが3000円前後で使えて、通話定額込みだったり、3大キャリアならではの高い通信品質、しかも加入時にはポイント還元もあるとなると、MVNOの格安SIMが出番がなくなるのではと心配になっていたほどだ。
ところが春商戦を前にした2月に入り、IIJmioとmineoから新プラン追加や、既存プランの通信量アップによる実質値下げなどが発表され、いよいよ反撃のスタート? と感じさせる状況になってきた。
まず、IIJmioは一部プランの値下げに加え、20GB以上のプランで通信量を5GB増やし、35GBプランで2400円、55GBプランで3900円と格安さに磨きをかけてきた。
一方のmineoは50GBコースを3月13日に開始する。2948円で月50GBという大容量だけでなく、22時30分~7時30分までの深夜帯で使い放題の「夜間フリー」オプションが無料で使える。これなら夜更かし組なら、月50GBに限定されずにデータをもっともっと使える。
また、mineoは通信量の繰り越しに対応しているが、この繰り越しが無期限になる「パスケット」(月110円)が50GBコースでは無料。さらに通信量を使い切った際の速度が最大1.5Mbpsになる「パケット放題 Plus」も同じく無料(こちらは10GB/20GBコースでも無料)となっている。