Nothingは、以前から予告していた「Nothing Phone (3a)」シリーズを海外発表した。なお、日本での展開は「詳しくは追ってお知らせします」と日本語サイトに記載されている。
Nothing Phone (3a)は標準とProの2モデル構成
Proにはペリスコ型の望遠レンズが加わった!
今回のNothing Phone (3a)は、主にカメラ性能が異なる通常モデルとProモデルの2タイプが用意されている。Proモデルには、メインがデュアルピクセルで1/1.56型の5000万画素センサー、800万画素の超広角に加えて、ペリスコープ型でOIS対応の光学3倍の5000万画素望遠カメラを搭載。この望遠カメラは1/1.95型のソニー製センサーを採用し、画素の中央部を活用しての光学6倍でのロスレスズームに加えて、最大60倍までの撮影が可能としている。
一方の標準モデルは、デュアルピクセルではない5000万画素がメインで、800万画素の超広角、光学2倍で5000万画素の望遠との組み合わせ。インカメラもProが5000万画素に対し、標準モデルは3200万画素と、その点でも差が付けられている。
SoCがスナドラシリーズになったのも話題の1つ。標準/Proの両モデルに搭載される「Snapdragon 7s Gen 3 5G」は、TSMC 4nmプロセスで製造され、Antutu 10のスコアは約82万点とのこと。ミドルハイ機と考えれば十分な性能だろう。メモリー/ストレージはProが12+256GBなのに対し、標準モデルは8+128GBと12+256GBから選択できる。
そのほか主なスペックは共通。ディスプレーは6.77型有機EL(1080×2392)で、リフレッシュレートは120Hz対応。バッテリーは5000mAhで50W充電が可能。防水防塵はIP64と防滴レベルにまで向上している。OSはAndroid 15ベースのNothing OS 3.1。
カラバリはProがグレーとブラック、標準モデルがブラック、ホワイト、ブルー。英国での価格はProが449ポンド(約8万5000円)、標準モデルが329ポンド(約6万2000円)と379ポンド(約7万2000円)。
ネットワーク対応を見ると、日本向けのプラチナバンドも含まれており、なんらかの形で国内投入される可能性は高いと見るが、Nothing Phone (2a)のときのようにFeliCaの搭載まであるか、どのモデルが日本に来るのか、引き続きの楽しみとなりそうだ。