スペイン・バルセロナで開催されている「MWC Barcelona 2025」のサムスンブースには、最新スマートフォンやタブレット、ウェアラブルデバイスなど様々な製品が展示されていました。さらに新製品のAndroid XR対応ヘッドセットも登場! さっそくまとめてチェックしていきましょう。
Sペン搭載の最上位フラッグシップモデル「Galaxy S25 Ultra」
Galaxyシリーズのフラッグシップモデル「Galaxy S25 Ultra」。低反射で明るく滑らかな画面体験が可能で、大画面の約6.9型(有機EL)ディスプレーを搭載、リフレッシュレートは1~120Hz駆動です。
SoCには、Snapdragon 8 Elite for Galaxyを搭載し、大容量の5000mAhバッテリーやIP68の防水防塵、最大45Wの急速充電にも対応しています。
今年はよりフラットなボディーで、このモデルならではの「Sペン」を側面に搭載。従来モデルから薄型化&軽量化されたので、より扱いやすくなったのも魅力的なポイントです。
カメラは、広角・超広角・望遠・ペリスコープ望遠のクアッドカメラ構成。さまざまなAI処理にも対応しており、動画のノイズなどを消すことができる「音声消しゴム」や、写真から不要な要素を削除できる「オブジェクト消去」など、精度も高く便利です。
ロマンあふれる最上位モデルにふさわしいスマートフォンとなっており、すでに日本国内での販売もスタートしています。
AI搭載のハイスペックモデル「Galaxy S25/S25+」
「Galaxy S25」は約6.2型ディスプレーを搭載、リフレッシュレートは1~120Hz駆動。4000mAhバッテリーやIP68の防水防塵にも対応しています。本体重量は約162gと、手のひらに収まりやすいサイズ感と軽さがとても魅力的なコンパクトモデルです。
「Galaxy S25+」は大画面の約6.7型ディスプレー、大容量4900mAhバッテリーを搭載。最大45Wの急速充電にも対応しています。
SoCは、どちらもSnapdragon 8 Elite for Galaxyを搭載。カメラも共通で、広角・超広角・望遠のトリプルカメラ構成となっています。
「Galaxy S25/S25+」にも多機能なAIが搭載。すでにGalaxy S25は国内発売中で、Galaxy S25+については国内未発売となっています。
とにかく薄い! 1月にサプライズ予告された新型スマホ「Galaxy S25 edge」
今年1月に開催された、サムスンの新製品発表会「Galaxy Unpacked 2025」にてサプライズ予告された超薄型モデル「Galaxy S25 edge」の展示が行なわれていました。
ただし、現状手にとって触れることはできず、あくまで展示のみ。また、残念ながら製品の詳細・仕様も明かされていません。
とにかく薄さが印象的で、大画面ながら扱いやすそうな感じがします。
気になったのはカメラの出っ張り。薄い筐体に比べ、カメラの厚さはしっかりあるため、置いた時の安定感が気になるところです。
個人的にとても気になる機種の1つで、今後行なわれるであろう正式発表を楽しみに待っていたいと思います。
AI機能を搭載したミドルレンジ「Galaxy A36」&「Galaxy A56」
サムスンブースには、発表されたばかりのAI機能を搭載した最新ミドルレンジモデル「Galaxy A36」と「Galaxy A56」が実機展示されていました。
新たにかこって検索できる「Circle to Search」や、写真から不要な要素を削除できる「オブジェクト消去」などのAI機能を利用することができます。実際に使ってみたところチップ性能の違いか、AI処理の速さは「Galaxy A56」が上でした。
ディスプレーは約6.7型の有機EL。リフレッシュレートは最大120Hzに対応、バッテリー容量は5000mAh、最大45Wの急速充電、IP67の防水防塵を備え、SoCは「Galaxy A36」がSnapdragon 6 Gen 3、「Galaxy A56」がExynos 1580を搭載しています。
カメラは、どちらも3眼構成。「Galaxy A36」は5000万画素の広角、800万画素の超広角、500万画素のマクロ。「Galaxy A56」は5000万画素の広角、1200万画素の超広角、500万画素のマクロを備えています。
現時点では、日本投入は未定。国内発売に期待したいところです。
Android XR対応ヘッドセット「Project Moohan」
サムスンとグーグルが共同開発したAndroid XR対応ヘッドセット「Project Moohan」。
見た目はApple社のVision Proに似ている印象で、ヘッドセットの前面には複数のカメラが搭載されていることを確認できます。
展示会場では、残念ながらデバイスに触れたり、体験することはできませんできた。詳細な性能・仕様が公開されるのを楽しみにしていたいと思います。
サムスンのウェアラブルデバイスや日本未発売製品も
サムスンブースには上記以外にも、スマートウォッチの「Galaxy Watch」シリーズや指輪型デバイス「Galaxy Ring」、タブレット「Galaxy Tab」シリーズなど様々な製品が展示されています。
また、「Galaxy Book」シリーズなどの日本未発売のノートPCの展示やGalaxyシリーズのAI機能を体験できるコーナーも用意されていました。