MWC Barcelona 2025レポート

外付けレンズカメラからハイパーEVまで! シャオミが魅せる未来のテクノロジー

文●ちえほん 編集●ASCII

2025年03月05日 17時00分

 バルセロナで開催中のモバイル展示会「MWC Barcelona 2025」のシャオミブースには、最新スマートフォンや電気自動車、スマートウォッチなど様々な新製品が展示されており、スマホに直接レンズを装着できるコンセプトモデルも登場。どんなシャオミ製品があるのか、まとめてチェックしていきます。

ライカカメラ搭載のフラッグシップ「xiaomi 15 Ultra」

 ライカコラボクアッドカメラを搭載したシャオミフラッグシップモデル「Xiaomi 15 Ultra」。SoCにSnapdragon 8 Eliteを搭載し、大容量の5410mAhバッテリーやIP68の防水防塵、最大90Wの急速充電にも対応しています。

 大きな背面カメラの存在が目を惹く高級感のあるデザイン。カラーはマット仕上げでサラサラとした触り心地のブラックとホワイト、ライカのクラシックカメラを彷彿とさせるツートンカラーのシルバークロームの3色展開。カラーによっても背面の印象が変わるので、どれを手に取るか選ぶのもまたワクワクする1台。筆者は、ホワイトが気になっています。

 カメラは、広角・超広角・望遠・ペリスコープ望遠の4眼構成。大型1インチセンサーの広角に加え、1/1.4インチの大型センサーを採用した2億画素ペリスコープ望遠を新たに搭載しており、フラッグシップモデルにふさわしい仕様を備えています。

 また、新しい「フォトグラフィーキット」も登場。専用カバーを本体に装着し、グリップ部分を合体させることが可能です。組み合わせると、外観はスマホというよりカメラ。撮影の便利さと格好良さを兼ね備え、これを持って色々な場所に出かけたくなる気分にさせてくれます。

コンパクトなフラッグシップモデル「Xiaomi 15」

 ライカカメラ搭載のコンパクトフラッグシップモデル「Xiaomi 15」。画面は6.36インチ(有機EL)、SoCには「Snapdragon 8 Elite」を搭載し、バッテリー容量は5,240mAh、最大90Wの急速充電や最大50Wのワイヤレス充電にも対応しています。

 注目すべきは、圧倒的な存在感がある「リキッドシルバー」。背面には波のような凹凸があり、光の反射が美しい大胆なデザインとなっています。ほか2色と比べて指紋が付きやすいところが欠点ではあるものの、ついつい手に取りたくなってしまう他にはない魅力を秘めたカラーです。

超話題のコンセプトモデル! スマホの背面に直接装着できる外付けレンズカメラ

 シャオミブースで1、2を争う注目を集めていたのは、スマートフォンの背面に直接装着できる外付けレンズカメラのコンセプトモデルでした。

 スマートフォンの背面に直接装着できる外付けレンズカメラは、4/3型イメージセンサーを搭載し、Proモードならリングを回せばマニュアルでフォーカスを合わせることも可能。また、F1.4〜F11の間で絞りの調節もできます。実際に数枚撮影させてもらいましたが、大型センサーのおかげもあるのか解像感が高く、明るい写真が撮影できていました。背景のボケ感を出したいときや、全体をくっきり撮影したいときの絞り調節がしやすいのも魅力的です。

 外付けレンズカメラは、マグネット式。接続するための端子も備わっています。

 マグネットは強力で、本体に装着したまま下に向けても外れる不安はありませんでした。

 接続はとてもスムーズで、装着後にカメラUI上に表示される独自アイコンをタップすると即座に連携が完了します。コンセプトではあるものの、想像以上に高い完成度でした。実際に製品化することを熱望しています。

今年は2台展示! シャオミの電気自動車「Xiaomi SU7」シリーズ

 シャオミが展開する電気自動車「Xiaomi SU7」。注目度は高く、今年の「MWC Barcelona 2025」ではブルー(SU7 Max)とイエロー(SU7 Ultra)の2台が展示されていました。現時点では、日本発売は未定です。

 筆者も実際に見るのは初めてでしたが、想像以上にスタイリッシュ。高級感もありつつ、スポーティーな仕上がりです。

 残念ながら乗車体験はかないませんでしたが、機会があれば一度乗ってみたいと感じた1台です。

あまりにも欲しい! POCO X7 Pro IronMan Edition

 シャオミブースの中に、POCOシリーズの製品も展示されていました。中でも一際目を引いたのは、国内でも発売された「POCO X7 Pro」の特別コラボモデル「POCO X7 Pro IronMan Edition」。マーベルのアイアンマンをデザインモチーフにしており、メカニックさと立体感のある背面デザインが特徴です。

 中央にあるゴールドのアイアンマンが非常にカッコ良く、とても興奮しました。背面だけではなく、UIやパッケージデザインなども特別仕様です。

 現時点で日本発売はされていないものの、パッケージから中身まですべて世界観に浸れる、マーベル好きには堪らない1台となっています。

シャオミの新製品や日本未発売製品も多数展示

 シャオミブースには上記以外にも、グローバル向けに発表されたばかりのスマートウォッチの「Xiaomi Watch S4」、ワイヤレスイヤホン「Xiaomi Buds 5 Pro」シリーズ、大画面タブレット「Xiaomi Pad 7」シリーズ、シャオミの電動スクーター「 Xiaomi Electric Sc​​ooter 5 Max」など様々な製品が展示されています。

 また、「Xiaomi MIX Fold 4」や「Xiaomi MIX Flip」などの日本未発売折りたたみスマホも手にとって触れることが出来るなど、終始ワクワクするような体験ブースでした。各製品の日本展開にも今後注目していきたいですね。

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