アップルが今年発売するApple Watch Ultra第3世代は、5G通信と衛星通信機能を搭載するという。米メディアBloombergのMark Gurman記者が3月24日に伝えた。
同氏によると、アップルはApple Watch Ultra向けに衛星通信機能を導入し、セルラー通信やWi-Fiの圏外でもテキストメッセージを送信できるようにする予定だという。
アップルはiPhone 14から衛星通信によるテキストメッセージ機能を導入しており、この機能はiPhone 15とiPhone 16にも搭載されている。iOS 18では緊急時以外の一般的な連絡先へのメッセージ送信も可能になったが、Apple Watchにはまだ搭載されていない。
同氏の話では、アップルはこの機能をApple Watch Ultra第3世代の大きなセールスポイントにしたいと考えているとのことだ。
また、アップルは将来的にApple Watchのモデムチップをインテル製からMediaTek製に切り替える計画もあるという。MediaTekのチップはウェアラブル向けに最適化された低消費電力の「5G RedCap」をサポートしている。
衛星通信機能はiPhoneと同様に2年間は無料で利用できる見込みだ。