アップルはAirPodsとApple Watchにカメラを搭載することを検討しているという。米メディアBloombergのMark Gurman記者が3月24日のレポートで伝えた。
同氏によると、アップルはApple Watchにカメラと視覚的なAI機能を追加することを検討しており、AI搭載ウェアラブル市場に参入する可能性があるという。
現在のアイデアでは、通常のApple WatchシリーズはiPhoneのフロントカメラのようにディスプレー内部にカメラを埋め込み、Apple Watch Ultraはクラウンとボタンの近くの側面にカメラレンズへの配置を検討されているそうだ。
AirPodsについても、外部カメラとAIを使用して周りの状況を理解し、ユーザーに情報を提供する新しいバージョンのAirPods Proを開発中だという。これはスマートグラスの代替となる可能性がある。
これらのカメラは、Apple Intelligence機能の向上に活用される見込みだ。現在はiPhoneのカメラコントロールボタンを長押しする必要があるが、AirPodsに前向きカメラが搭載されれば「Hey, Siri」コマンドだけで利用できるようになる可能性がある。
また、周囲の環境を定期的に撮影して文脈を理解することで、より賢いSiriの実現も期待できるという。ただし、プライバシーの観点から、この機能はオプトイン式で、撮影したデータはデバイス内でのみ処理され、処理後は即座に削除される予定だ。