祝! Apple Intelligence日本語対応! 楽しみな機能をおさらいしよう (2/2)

文●山本 敦 編集●ASCII

2025年04月01日 08時00分

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日本語対応で便利さを実感できそうな「7つのツール」

 Apple Intelligenceが日本語に対応したことで、筆者をはじめ“日本語ネイティブ”なユーザーの皆様が便利さを実感できそうな生成ツールと、アプリの組み合わせを以下にピックアップしました。

■便利ツール その1
「メモ」と「作文ツール」

 日本語でしたためたテキストに対して構成の変更、書き直し、トーンの調整(フレンドリー、プロフェッショナル、簡潔)を選んで、文章を書き直せます。筆者も少し体験してみましたが、微妙な言葉づかい、語尾の変更なども丁寧に書き直してくれる印象です。テキストの内容によるものなのか、作文ツールはデバイスをオフラインにしても一部使える場合があるようです。

■便利ツール その2
「メール」と「作文ツール」の「要約」機能

 Apple Intelligenceの作文ツールは、アップルOS純正の「メール」アプリ上でも活躍します。忙しい時に、長ーーーいメールが届くと、その内容が重要であることをわかっていても読むことをためらってしまうものです。メールアプリのウィンドウの右上に配置される「要約」アイコンをクリックすると、長大な本文も簡潔にまとめてくれるので時間の節約にもつながります。

Apple

メールアプリにも統合される作文ツール。「要約」をクリックすると長いメールの本文から大事な内容を素速くピックアップしてくれます

 アップルは作文ツールのAPIを外部のデベロッパに提供しています。すでにサードパーティのアプリの中にもApple Intelligenceの各ツールに対応しているものが増えているので、見つけて活用する楽しみもありそうです。

 これは筆者の感想ですが、作文ツールは物理キーボードが使えるMacとiPad+Magic Keyboardの組み合わせで最初に試してみると好きになれると思います。

■便利ツール その3
「Siri」と「ChatGPT」連係

 Apple Intelligenceの設定から「ChatGPTを有効にする」をタップすると、Siriで検索をする際に、より複雑な質問はChatGPTが軽やかに答えてくれます。AppleデバイスにChatGPTアプリをインストールする必要はありません。ユーザーが日常的によく行なう「Siriによる検索」に、生成モデルのパフォーマンスが自然に活きている好例のひとつです。

Apple

長らく寄り添ってきたアシスタントのSiriがApple Intelligence対応により、さらに賢くなります

 ちなみにApple Intelligenceをオンにすると、Siri自体もより賢くなります。たとえば「トルコの人口は?」と質問して、回答を得た直後に「ベトナムは?」と続けて質問した場合でも、Siriは「人口について聞かれている」と認識し適切な回答を返してくれます。

■便利ツール その4
「写真」アプリの検索機能強化

 アップルOS純正の「写真」アプリでは、Apple Intelligenceの言語理解と画像理解の能力を活用した様々な機能が追加されました。中でも検索機能の強化は要注目です。自然な言葉での検索が可能になります。「わが家のペットライダー(犬)が芝生で遊んでいる写真」を検索すると、関連性の高い写真が素速くヒットします。人物や動物の認識機能も進化しているそうです。

Apple

芝生の上でたわむれる愛犬の写真が素速く探せます

■便利ツール その5
iPhone 16ファミリーの「ビジュアルインテリジェンス」

 iPhoneのカメラで読み込んだ画像やテキストについて、Apple Intelligenceが仲介役になってGoogle検索、またはChatGPTを使って詳細を調べてくれる機能です。ビジュアルインテリジェンスはiPhone 16ファミリーのための機能です。

 カメラコントロールを搭載する機種は、このボタンの長押しでビジュアルインテリジェンスを起動します。iPhone 16eはアクションボタンの長押し操作にビジュアルインテリジェンスの起動が割り当てられています。

 展覧会のフライヤーに写っているジャケットの画像についてGoogle検索で調べたり、テキストはChatGPTで深掘り検索ができます。

Apple

Apple Intelligence経由でChatGPTによる文字情報の深掘り検索ができる「ビジュアルインテリジェンス」の一部機能

■便利ツール その6
「Image Playground」で画像を生成

 「メッセージ」や「メモ」アプリにはApple Intelligenceの画像生成ツールであり、単独のアプリとしてもアップルOSに搭載される「Image Playground」がビルトインされています。テキストプロンプトから生成したい画像の説明を入力したり、プリセットされているテーマや仕上げのスタイル(3種類)を選ぶだけでシンプルにイメージが生成されます。

 Image Playgroundを使ってユーザーが作成した画像の所有権はユーザーに帰属するので、商用利用も認められています。

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Apple Intelligenceによる画像生成を組み込んだ「Image Playground」。iPadとの相性がとても良いツールです

■便利ツール その7
絵文字の引き出しが広がる「ジェン文字」

 Apple Intelligenceの画像生成ツールには、もうひとつ「ジェン文字」もあります。「メッセージ」アプリなどから呼び出して、テキストプロンプトからイメージを指定しながら作るカスタム絵文字が遊べる機能です。

Apple

カスタム絵文字が作成できる「ジェン文字」ツール

 Image Playgroundやジェン文字のテキストプロンプトが英語のみ対応だった間は、筆者の英語力が不足しているため意図したイメージをなかなか生成できませんでした。日本語に対応すると思い通りの画像がサクサクと作れるようになるのが楽しみです。

筆者紹介――山本 敦
 オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。

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