山根博士の海外モバイル通信

日本でも登場のシャオミ「Redmi Note 14」の海外版は4モデル! 国内未発売品をチェック

文●山根康宏 編集●ASCII

2025年04月09日 12時00分

Xiaomi

Redmi Note 14 5G

シャオミのRedmi Noteシリーズは
海外だとバリエーション豊富って知ってた?

 コスパに優れたシャオミのミドルレンジモデル「Redmi Note 14 Pro 5G」。実は海外ではRedmi Note 14シリーズとして4機種が販売されています。上位モデルの「Redmi Note 14 Pro+ 5G」に加え「Redmi Note 14 5G」、さらに4Gモデルの「Redmi Note 14」です。特に東南アジアでは、この4機種はシャオミの主力モデルでもあり、性能と価格で4つの中から1つを選べるようにと、製品ラインナップをうまく揃えています。

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クアラルンプールセントラル駅のRedmi Note 14シリーズ広告

 最上位モデルのRedmi Note 14 Pro+ 5Gはカメラ構成、ディスプレーサイズはRedmi Note 14 Pro 5Gと同じながら、チップセットをSnapdragon 7s Gen 3にすることでパフォーマンスを高めています。高度なゲームを楽しみたいといったユーザー向けの製品とも言えます。

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Redmi Note 14 Pro+ 5G

 背面デザインもカメラはブラックの台座とすることで落ち着いた仕上げにしています。同じカメラながらもRedmi Note 14 Pro 5Gと大きく雰囲気が異なることがわかるでしょう。バッテリーは同じ5110mAhですが120Wの高速充電(日本で言う神ジューデン)に対応します。

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カメラ部分の印象は大きく異なる

 紫モデルはPU系の素材のようで、革風の仕上げ。糸で縫い上げたようなデザインは、以前サムスンのGALAXY Note3の頃にも流行しましたが、高級文房具のようなちょっとしたプレミアム感も味わえます。

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布を縫い合わせたようなデザイン

 下位モデルとなるRedmi Note 14 5Gは、Redmi Note 14 Pro 5Gと同じ6.67型ディスプレーながら解像度を下げ、またチップセットも1ランク下のDimensity 7025を搭載しています。

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Redmi Note 14 5G

 背面はトリプルカメラを三角形上に並べ、iPhoneに似たデザインに。メインカメラは1億800万画素に下げました。パープルカラーのモデルはツートン仕上げとイメージを変えています。バッテリーは5110mAh、45W充電と同じです。

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カメラデザインは大きく変えている

 この3モデルの下に4G版のRedmi Note 14が控えているわけです。日本のようにキャリアが端末をばらまくような販売方法を取れない海外では、メーカー自らがSIMフリー端末でユーザーの選択肢を増やし、特に買い替え客を逃さないようにと同じシリーズでも複数モデルを展開するわけです。

 日本でもシャオミのスマートフォンの販売数が増えれば、いずれ複数シリーズモデル展開も行われるようになるかもしれません。

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どのモデルもベーシックなブラックを用意している

筆者紹介───山根康宏


 香港在住の携帯電話研究家。海外(特に中国)のスマートフォンや通信事情に精通。IoT、スマートシティー、MaaS、インダストリアルデザインなど取材の幅は広い。最新機種のみならずジャンク品から100万円のラグジュアリーモデルまであらゆる携帯電話・スマートフォンを購入する収集家でもあり、その数はまもなく1800台に達する。

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