4月1日付けでKDDIの代表取締役社長CEOに就任した松田浩路(まつだ ひろみち)氏が、メディア向けに社長就任会見を開催した。
松田氏は、海外イベント、Starlinkとの提携会見、また新規事業などの会見ではすでにおなじみの存在。満を持してのトップ就任となる。
1971年生まれの53歳。山口県出身で、子供時代の印象深い出来事として、つくば万博を挙げた。「新しいテクノロジーが世界を作るんだと夢中になった」とのことで技術者を志向。大学院修了後の1996年にKDDIの前身の1つである国際電信電話(KDD)に入社している。
技術者としてネットワークにも取り組んできただけに、まずは通信のつながりやすさにはこだわりがあることをアピール。「基地局の数でどのキャリアでも変わらないだろうと思われるかもしれないがそうではない」「通信会社それぞれのテクノロジーで繋がりやすさは異なる」とKDDIならではの技術で最高の品質を目指していくとした。
一方で、これからの「つなぐ」は単純に通信だけではないとする。「つなぐチカラ」を進化させるうえで重要になってくるのが、5GとAIの組み合わせ。AIデータセンターの強化やデジタルデータとの組みわせでの新しい価値の創出、AIを活用した社会課題の解決などの挑戦に取り組んでいきたいとした。
公開当初、社名に一部誤りがありました。お詫びして修正いたします。(4/10 14:30)