アップルがApple Watch向けに開発している非侵襲型(肌を傷付けない)の血糖値モニタリング機能は、15年以上の開発期間を経ても実現までにまだ何年もかかる見込みだ。米メディアBloombergのMark Gurman記者が3月31日に報じた。
同氏によると、この非侵襲型血糖値モニタリングのアイデアはスティーブ・ジョブズ時代から存在していたという。Apple Watchのセンサーを使ってユーザーが糖尿病予備群かどうかを知らせ、予防的な対策を取れるようにすることを目指していた。
現在の血糖値検査の多くは皮膚に穴をあけて血を出す必要があるが、アップルは光吸収分光法とレーザーを用いて皮膚を傷つけずに体内の血糖濃度を測定するシリコンフォトニクスチップの開発を進めている。
2023年にはプロトタイプによる実証実験に成功したものの、そのデバイスはApple Watchに組み込むにはまだサイズが大きすぎたとのことだ。アップルはこのプロジェクトに極秘開発チーム「Exporatory Design Group(XDG)」の数百人ものエンジニアを投入しているという。
また、同氏はアップルがAIを活用した健康のコーチング機能の提供も検討していると伝えている。この機能は個人にあわせて健康のアドバイスやライフスタイルの改善案を提供するもので、将来的にApple Health+サービスの一部となる可能性があるという。