ドコモの新料金プラン「ドコモMAX」とその関連プランが発表。6月5日から開始される。
「ドコモMAX」は同じデータ無制限の「eximo」と比較すると、7315円→8448円の料金アップだが、DAZN見放題と30GBの国際ローミングがセットなので、DAZNを別に契約している人(単体だと4200円)や海外渡航をする人にとっては実質値下げのうれしい内容だが、そうでないとほぼ値上げだろう。
しかも、「eximo」と「irumo」は6月4日をもって新規受付終了となる。そこでドコモ回線を安く維持したいユーザーと、料金プランにあまり詳しくないユーザーが、この機会にコストを抑えるにはどうしたらいいのかを考えた。
新プランに魅力を感じないなら現プラン契約者は維持
「irumo」→「ドコモmini」も割引適用が無いと値上げ
まず最初に覚えておきたいのが、現行プランの方がオトクと感じるなら、そのまま使い続ければいいという点。「irumo」も「eximo」も現在加入しているユーザーは使い続けられる。
「irumo」は「ドコモmini」に移行するが、4GBと10GBの2コースに集約される。「irumo」にあった月550円の0.5GBコースは回線の維持や着信専用で使うには好都合だったが、後継プランは無いのでそのままキープするしかない。
ちなみに4GBと10GBの両コースは、「880円」「1980円」の料金が前面に押し出されている。「irumo」だと「3GB=880円」「9GB=2090円」だったので、通信量が1GB増えての実質値下げのようにも見えるが実はそうではない。
元の料金は「ドコモmini」の4GBは2750円(「irumo」の3GBは2167円)、10GBは3850円(同9GBは3377円)。ここからdカードGOLDやドコモ光、ドコモでんきの契約がセットの割引で、上記の金額になるので(割引額も全体に大きくなっている)、ドコモ光やドコモでんきを使わないなら値上げでしかない。
irumoの受け付け終了は6月4日。現在は加入キャンペーンを実施中で、「irumo 0.5GBコース」でもMNPでの乗り換えならdポイント1万ポイントがもらえる。4月30日までなら新規でも1100ポイントが還元。前者も期限未定なのでいつ締め切られるかわからない。オトクに契約したいなら急いだほうがいいかもしれない。