モトローラは24日、ニューヨークで開催した新製品発表会で、高性能スマートフォン「moto edge 60」シリーズ3機種と、オープンイヤーデザインのワイヤレスイヤホン、さらにアクティビティーを記録できるスマートウォッチを発表した。それぞれの機種を簡単に写真で紹介する。
AIボタン搭載の頼れるアシスタント
「moto edge 60 Pro」
moto aiを利用可能で高性能なカメラも搭載するシリーズ最上位モデルが「moto edge 60 Pro」となる。チップセットはMediaTekのDimensity 8350を搭載、ディスプレーは6.7型(2712×1220ドット)、最大輝度は4500ニト。フロントカメラは5000万画素だ。バッテリーは6000mAhで90Wの急速充電に対応、15Wの無線充電も利用できる。
カメラは広角が5000万画素、超広角が5000万画素、望遠は3倍で1000万画素を搭載。本体の左側面にはAI機能「moto ai」を起動するためのAIボタンも搭載する。IP68及びIP69の防水防塵に対応。
本体カラーはパントーンと提携しており、「PANTONE Dazzling」(青)「PANTONE Sparkling Grape」(紫)「PANTONE Shadow」(グレイ)の3色。
価格性能バランスに優れた中核モデル
「moto edge 60」
moto edge 60はその性能のほとんどを上位モデルのmoto edge 60 Proから引き継いでいる。ディスプレーサイズ、カメラ性能は両モデルとも同等。チップセットはMediaTekのDimensity 7300を搭載。バッテリーは5200mAhで68Wの急速充電に対応する(インド向けは5500mAh)。性能を一部落すことで価格を下げたモデルだ。
イギリスではedge 60 Proが599.99ポンド(約11万4000円)、edge 60が377.99ポンド(約7万2000円)と200ポンド(約3万8000円)の価格差となっている。
本体のカラバリは2色のみで、「PANTONE Gibraltar Sea」と「PANTONE Shamrock」。同じ青のカラバリでもedge 60 Proとは色彩を変えている。
edgeシリーズ入門機となる
「moto edge 60 Fusion」
MediaTekのDimensity 7300をチップセットに採用する「moto edge 60 Fusion」は、カメラ性能も抑えたエントリーモデル。ディスプレーは上位2機種と同サイズであり、背面デザインも類似していることから、3機種は一見すると見分けがつかないほど似ている。バッテリーはedge 60同様5200mAh(インドのみ5500mAh)、68W充電対応だ。
本体のカラバリは発表会会場には「PANTONE Zephry」(ピンク)、 「PANTONE Amazonite」(緑)が展示されていたが、発表ではほかの色も表示されていた。一番価格が安いモデルということでカラバリも多く用意されるのかもしれない。