OPPOの「Find N5」は世界最薄折りたたみスマートフォンとして現在グローバルで販売中のモデルです。閉じても8.9mmという薄さは普通のスマートフォンと変わらず、日本での投入も期待したいところ。
さらに、このFind N5にはアップル製品と連携できる機能が搭載されています。Macと接続して、リモートデスクトップ機として使うことができるのです。
もちろんアップルの標準機能ではなく、OPPOが提供するソフトを使って実現します。実際の接続はいずれまたレビューするとして、今回はとりあえず接続してみてどれくらい使えるものなのかを確認しました。なお、接続するためにはMac側に「O+ Connect」アプリをインストールし、OPPOアカウントでログイン。Find N5側では接続と共有から、Macに表示されたデバイス識別コードとパスワードを入力します。
両者は同じネットワークだけではなく、外出先の別のネットワークからも接続できます。今回はオフィス内の同じネットワークで接続しました。接続が終わればMacBookの画面がそのままFind N5に表示されます。マウスを動かしアプリを起動すればどちらも同じ画面が出るのはちょっと感動もの。いろいろと試してみたいところですが、まずはブラウザーでYouTubeへアクセス。動画の再生状況を確認します。
MacBook側でブラウザーを立ち上げ、YouTube画面を表示。そして動画を再生します。リモートデスクトップでつながっていることを感じさせず、普通にFind N5側でも再生ができました。この状態でFind N5でブラウザー操作などをしてみましたが、画面のスクロールやタッチの感度はそこそこ良好。ただし、ボタンタッチなどは表示サイズが小さいため慎重に行なう必要があります。
使い勝手に若干難点はあるものの、しっかりとリモートデスクトップ機として動くことがわかりました。
そしてFind N5を折り曲げると、下側半分にソフトキーボードを表示することができます。これはもう超小型のMacBookに変身したようなものです。この状態でリモート先からテキストが打てるなら、たとえば原稿を書くマシンとしても使えそうです。ということで、早速テスト。
しかし、Find N5から文字をタップして入力しても、MacBook側の反応はだいぶ遅い感じです。文字の取りこぼしも多いようで、かなりゆっくり打たなくては認識されません。このあたりは今後のアップデートで改善されることに期待したいところです。
OPPOは以前にも、自社スマートフォンにAirDrop互換機能を搭載するなど連携を強化。Androidのスマートフォンメーカーが積極的にアップル製品との連携をできるようにすることで、アップルにはないカテゴリの製品を使うことが可能になるのはどちらのユーザーにも朗報でしょう。
OPPOにはぜひ機能のブラッシュアップを進め「Find N5だけを持って外出して自宅のMacを操作」の完全実現に向けて頑張ってほしいものです。