KDDIは、通信衛星とスマートフォンの直接通信サービス「au Starlink Direct」の他社回線・UQ mobile/povoユーザー向けサービスを開始した。月額料金は1650円だが、UQ mobileユーザー(トクトクプラン2/コミコミプランバリュー)は550円。なお、6月末までの申し込みで6ヵ月無料で利用可能。
au Starlink Directは、低軌道に打ち上げられた専用通信衛星から、auスマートフォンで用いられている既存の周波数で電波を飛ばすことで、スマホと通信衛星が直接通信ができるというもの。各社の圏外であっても空が見える環境であれば日本中どこでも通信可能になる。
このau Starlink Directは、基本的には5月7日に発表されたauブランドの使い放題系新料金プランに標準で含まれるが、UQ mobileやpovo、さらに他キャリアを利用しているユーザーでも利用できるように専用SIMとして提供される。
対応端末はGoogle Pixel 9シリーズ、およびiPhone 14/15/16シリーズの各モデルで、SIMは物理SIM/eSIM。上述の対応端末はすべてデュアルSIMが利用可能なので、普段利用している回線と組み合わせて用いる形となる。
利用できるサービスは、現状では通常のau Starlink Directと同様で「テキストメッセージ送受信(SMS/RCS/iMessage)」「現在地の位置情報共有」「Geminiによる調べもの(Androidのみ)」「緊急地震速報やJアラートの受信」となっている。なお、専用SIMにはau 4G LTEエリアでの1GBのデータ通信も付与されている。