アップルがiPhoneに新たなAI検索機能の導入を検討していることが5月7日、わかった。複数の海外メディアが報じている。
報道によると、アップルでサービス担当上級副社長を務めるエディー・キュー氏が5月7日、司法省とアルファベット(グーグル)との裁判に証人として出廷。そのなかで、アップルがiPhoneのブラウザー「Safari」に対して、AIを活用した検索機能の導入を検討していると証言したという。
現行のiPhone版Safariでは、標準の検索サービスとしてGoogle検索が設定されている。仮に同氏の証言通りに事が運んだ場合、グーグルが検索市場でのシェアを大きく減らす可能性もありそうだ。
一方、グーグルは一連の報道に対して、コメントを発表。検索におけるクエリ全体の増加は継続していることや、新機能の追加でユーザーはGoogle検索をより便利に感じていることに触れ、「Google I/O」でさらに多くの成果を共有できることを楽しみにしていると述べている。