ソニーの「Xperia」シリーズの最新フラッグシップモデル「Xperia 1 VII」が発表された。「α」「BRAVIA」、そして新たに「WALKMAN」と、ソニーの技術を結集したXperia 1 VIIだが、その実力はどのようなものか。
発売前の端末だが、実際に実機を借りることができたので、カメラを中心とした性能と実力を確認してみたい。
ボディーは「Xperia 1 VI」を踏襲して大きな変化ナシ
まずは本体サイズを確認すると、ディスプレーは約6.5型でサイズは約74×162×8.2mm、重量は197g。ディスプレー比率も19.5:9でFHD+解像度であることから、サイズやディスプレーは基本的にXperia 1 VIと変わらない。
それゆえ手にした時の印象はXperia 1 VIと大きく変わらない。背面にドット調のテクスチャーを施したガラスを採用し、側面にも溝があることで撮影時に滑りにくくなっている点も、Xperia 1 VIを踏襲している。
唯一変化しているのがカメラ部分のデザインだろう。形状が大きく変化したわけではないのだが、カメラバンプ(出っ張り)が垂直になったことでよりシャープな印象を受けるようになったほか、「ZEISS T*」のロゴやフラッシュの配置も変更がなされている。
側面のインターフェースもXperia 1 VIを踏襲しており、右側面に音量キーと指紋センサーを備えた電源キー、そしてXperia 1シリーズの象徴となっているカメラボタンも引き続き用意されている。
底面にはUSB Type-C端子に加え、SIMとmicroSD(最大2TB)が挿入できるスロットが備わっているほか、上部には3.5mmのイヤホン端子も継続して用意。シャープが「AQUOS R9 Pro」でイヤホン端子やmicroSDスロットを廃止したのとは対照的だ。