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超広角カメラ強化とAIで進化した「Xperia 1 VII」カメラを中心に実力をチェック (1/3)

文●佐野正弘 編集●ASCII

2025年05月13日 12時00分

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 ソニーの「Xperia」シリーズの最新フラッグシップモデル「Xperia 1 VII」が発表された。「α」「BRAVIA」、そして新たに「WALKMAN」と、ソニーの技術を結集したXperia 1 VIIだが、その実力はどのようなものか。

 発売前の端末だが、実際に実機を借りることができたので、カメラを中心とした性能と実力を確認してみたい。

ボディーは「Xperia 1 VI」を踏襲して大きな変化ナシ

 まずは本体サイズを確認すると、ディスプレーは約6.5型でサイズは約74×162×8.2mm、重量は197g。ディスプレー比率も19.5:9でFHD+解像度であることから、サイズやディスプレーは基本的にXperia 1 VIと変わらない。

「Xperia 1 VII」の前面。ディスプレーは約6.5型で19.5:9比率と、「Xperia 1 VI」を踏襲しておりサイズも変わらない

 それゆえ手にした時の印象はXperia 1 VIと大きく変わらない。背面にドット調のテクスチャーを施したガラスを採用し、側面にも溝があることで撮影時に滑りにくくなっている点も、Xperia 1 VIを踏襲している。

背面から見たところ。Xperia 1 VIと同様、テクスチャーが施されたガラス素材が用いられており、ぱっと見では違いが見分けづらい

 唯一変化しているのがカメラ部分のデザインだろう。形状が大きく変化したわけではないのだが、カメラバンプ(出っ張り)が垂直になったことでよりシャープな印象を受けるようになったほか、「ZEISS T*」のロゴやフラッシュの配置も変更がなされている。

デザインが変化しているのがカメラ部分で、カメラバンプが垂直になったほか、フラッシュの位置なども変更がなされている

 側面のインターフェースもXperia 1 VIを踏襲しており、右側面に音量キーと指紋センサーを備えた電源キー、そしてXperia 1シリーズの象徴となっているカメラボタンも引き続き用意されている。

ボタン類は右側面に集中配置されており、音量キーと電源キー、そしてシャッターボタンが備わっている

 底面にはUSB Type-C端子に加え、SIMとmicroSD(最大2TB)が挿入できるスロットが備わっているほか、上部には3.5mmのイヤホン端子も継続して用意。シャープが「AQUOS R9 Pro」でイヤホン端子やmicroSDスロットを廃止したのとは対照的だ。

上部には3.5mmのイヤホン端子を継続して装備。ハイエンドモデルで有線端子があるモデルとしては貴重な存在となっている

底面にはUSB Type-C端子と、SIM/microSDのスロットも備わっている

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