アップルが長年取り組んできたディスプレー内蔵型Face IDが、「iPhone 18 Pro」でついに実現する可能性が高まってきている。ディスプレー・アナリストのロス・ヤング氏が自身のXで5月14日に伝えた。
同氏によると、同日に開催されたSIDビジネス・カンファレンスにて、カナダ企業OTI Lumionics社のマイケル・ヘランダーCEOが、同社のパーツを使用したディスプレー内蔵型Face IDを搭載したスマートフォンが2026年に発売される見込みだと語ったという。
これはiPhone 18 Proのことである可能性が高い。
アップルの特許から、同社が数年にわたってディスプレー内蔵型Face IDに取り組んでいることはすでに分かっている。この技術はドット送信機と受信機の両方をディスプレーの下に埋め込むことで、Face IDが切り欠きを必要としなくなるというものだ。
これが実現すれば、アップルはダイナミックアイランドを廃止し、切り欠きをフロントカメラ用の単一のパンチホールに置き換えることができる。ただし、カメラそのものをディスプレーの下に埋め込むにはさらに長い時間がかかるとみられている。
今年公開されたアップルの特許では、同社がこの技術の最大の問題点を解決したことを示唆されていた。その問題とは、赤外線がディスプレーを通過しにくいというものだ。これに対するアップルの解決策は、ユーザーが気づかない方法でディスプレーからサブピクセルを取り除くというものだった。
米メディアThe Informationは5月初め、アップルがiPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxの2モデルでついにこの技術を導入すると報じた。
The Informationは直接の情報筋の話として、「iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxのデザインには、フロントカメラを収容するために左上隅に小さな穴の切り抜きのみが含まれる」と伝えている。
At the SID Business Conference today, OTI Lumionics CEO Michael Helander confirmed that they expect phones with under panel Face ID using their materials to be available for sale in 2026. This suggests that iPhone 18 Pro models will have under panel Face ID with other brands and…
— Ross Young (@DSCCRoss) May 14, 2025