折りたたみなのに開くと4.2mm、閉じると8.9mmと極薄の「Galaxy Z Fold7」 (2/2)

文●山根康宏 編集●ASCII

2025年07月09日 23時00分

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フラッグシップクラスのカメラ性能

 Galaxy Z Fold7のカメラは前述したように、広角が2億画素、超広角が1200万画素、3倍望遠が1000万画素となる。広角カメラはGalaxy S25 Ultraと変わらぬ「ウルトラ級」のカメラであり、幅広い撮影シーンを気にしない。標準では1200万画素での撮影が可能で、5000万画素、2億画素撮影への切り替えもワンタッチだ。

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ウルトラ級のカメラを搭載

 発表会会場ではカメラ性能を細かく試すことはできなかったが、8型と大きくなったメインディスプレーでプレビューしながらの撮影は快適だ。細かい部分を確認しながら撮影できるも便利である。なお、この状態で背面側になるカバーディスプレーのプレビューをONにしての撮影もできる。被写体側が自分の姿を見ながら写真を撮ってもらうことができるわけだ。

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プレビューも見やすい

 本体を曲げたままカメラを起動すると、上半分だけがプレビュー画面となるフレックスカメラが利用できる。三脚不要で撮影ができる便利な機能だ。

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フレックスモードでカメラを起動

7世代のOSアップデート対応、AI機能も十分

 SoCはクアルコムのSnapdragon 8 Elite for Galaxyを搭載。メモリー/ストレージ構成は12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+1TBとなる。OSはAndroid 16ベースのOneUIを採用する。

 本体を開いたときの分割画面表示などの使いやすさは、他社の折りたたみモデルより一日の長がある。OSアップデートは7世代までに対応。SIMカード構成はnano SIM+eSIM、nano SIM+nano SIMなど販売国により異なる。

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7世代OSアップデートに対応

 Galaxy AIも機能が強化されているが、使い勝手などは、今後日本販売モデルを入手してから細かくレビューする予定だ。

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強化されたGalaxy AI

 Galaxy Z Fold7を発表会会場で1時間ほど触った感想は、折りたたみスマートフォンが一般的なスマートフォンの完全なる代替となり、上位機種としてメーカーの真の「顔」になりうる製品に進化したということ。

 本体サイズと重量、さらに使い勝手の増したディスプレーサイズなど、今までの折りたたみスマートフォンの概念を大きく変える製品だ。日本での発売も大いに楽しみである。

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オンライン限定色のミントのGalaxy Z Fold7とGalaxy Z Flip7

「Galaxy Z Fold7」の主なスペック
ディスプレー 8型(カバー6.5型)
サイズ 開:約143×158×4.2mm
閉:約73×158×8.9mm
重量 215g
CPU Snapdragon 8 Elite for Galaxy
メモリー 12/16GB
ストレージ 256/512GB/1TB
OS Android 16
無線LAN Wi-Fi 7
カメラ画素数 200メガ標準、12メガ超広角、10メガ望遠
イン:10メガ(カバー10メガ)
バッテリー容量 4400mAh
防水/防塵 △/○(IP48)
生体認証 ○(顔、指紋)
ワイヤレス充電
SIM形状 nanoSIM+eSIM
カラバリ ジェットブラック、シルバーシャドウ、ブルーシャドウ(オンライン限定:ミント)

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