サムスン電子は9日(現地時間)にニューヨークで新製品発表会を開催。スマートウォッチの新製品「Galaxy Watc8」シリーズと、ハイエンドウォッチ「Galaxy Watch Ultra」の新色を発表した。
いずれのモデルも日本で販売予定だ。本記事では写真を中心に外観の概要をレポートする。
「Galaxy Watch8」「Galaxy Watch8 Classic」
2つのデザインで登場
Galaxy Watch8はカジュアルなデザインの「Galaxy Watch8」と、回転式ベゼルを搭載する「Galaxy Watch8 Classic」の2製品が登場する。
Galaxy Watch8は40mmと44mmの2サイズが登場する。本体サイズは40mmが約40.4×42.7×8.6mm、44mmが約43.7×46.0×8.6mm。どちらも2024年発売の前モデル「Galaxy Watch7」の厚さ9.7mmから1.1mmも薄くなった。
OSはWear OS 6.0を搭載。SoCはExynos W1000、メモリー2GB、ストレージは32GBだ。ディスプレーサイズはそれぞれ1.34型(438×438ドット)、1.47型(480×480ドット)となる。バッテリー容量は325mAh、435mAhで、前モデルより最大30%アップしている。
生体センサー機能として、新たに抗酸化指数、血管負荷の測定が可能になった。そのほか心拍数、体組成、血中酸素濃度、皮膚温度、エナジースコア、生理周期予測、AGEsなどは前モデルの機能を引き継いでいる。
本体は5気圧防水で、IP68の防水防塵にも対応。Bluetoothモデルに加え、単体で通信可能なLTEモデルも提供される。
Galaxy Watch8 Classicは本体デザインをより腕時計らしくした外観が特徴。前モデル「Galaxy Watch7 Classic」よりもメカニカルなデザインとなっている。
ベゼルは回転式で、側面に新たに操作用のクイックボタンを搭載、触感モーターも内蔵する。前モデルは43mmと47mmの2種類があったが、Galaxy Watch8 Classicは46mmのワンサイズとなった。本体サイズは約46.4×46.0×10.6mmでバッテリー容量は445mAh。Galaxy Watch8同様にSoCはExynos W1000、メモリー2GB、ストレージ64GBとなる。生体センサーも同じものを搭載している。
Wear OS 6.0のUIは通知をタイルで表示するなど情報がより見やすくなった。タイルを指先でタッチしやすく、操作性も向上している。また表示は丸型のディスプレーに最適化されているとのこと。そして、Geminiを標準搭載した世界初のスマートウォッチであり、AIエージェントをスマートフォンを取り出さなくとも利用できる。
新機能となる抗酸化指数測定は、体内の活性酸素を打ち消す力を指標として測定してくれる。これは老化や生活習慣病のリスク、健康状態の目安になる。測定方法はスマートフォン側でSamsung Healthアプリを立ち上げ、Galaxy Watch8・Galaxy Watch8 Classicを腕から外し、背面のセンサーに指先をタッチする。測定時間は20秒程度だった。
測定が終わると画面のオレンジ(非常に低い)ー黄色(低い)ー青(適度)の棒グラフ上に測定ポイントが表示される。医療機器として数値が表示されるわけではなく、日々測定することで身体の変化を読み取ることができるのである。
ベルトのコネクターは新しいものとなり、より簡単に脱着できるようになった。この新タイプに対応したベルトは純正品として多数のカラーやデザインバリエーションが提供される。
最後に、Galaxy Watch Ultimateの新カラーとしてチタニウムブルーが登場する。これまで発売されたチタニウムグレー、チタニウムシルバー、チタニウムホワイトとはイメージを一新し、鮮やかな青い色が上品さと高級さを感じさせてくれる。また抗酸化指数の測定にも対応している。