長年うわさされてきたアップルの折りたたみ式iPhoneの開発が、ついに初期のプロトタイプテストの段階に入ったという。台湾メディアDigiTimesが7月2日に報じた。
同紙はサプライチェーンからの情報として、アップルは2025年6月に折りたたみ式iPhoneの初期プロトタイプテスト「P1」段階を開始したと伝えている。
米メディアAppleInsiderによると、アップルの製品開発プロセスの「P1」段階は通常、約2ヵ月かかるという。その後、1〜2回の追加のプロトタイプテストが実施され、そちらもそれぞれ2ヵ月かかるとのことだ。順調に進めばプロトタイプテストは2025年11月までに完了する見込みだ。
その後はエンジニアリング検証テスト(EVT)、デザイン検証テスト(DVT)、製造検証テスト(PVT)の各段階を経て、最終的に量産体制に入るという。
DigiTimesによると、初期プロトタイプ段階の開始は予想よりも早く、2026年夏から量産開始という最近の報告と一致しているという。この計画になれば、折りたたみ式iPhoneは、iPhone 18シリーズと同時期に発売される可能性が高い。
アップルは2022年から折りたたみ式iPhone用として画面に折り目のつかない技術の開発に取り組んでおり、2025年現在もサムスンディスプレーと協力してこの技術の改良を進めているとみられている。