レビュー:TVMax+ (2/2)

文●倉田吉昭

2007年12月12日 08時30分

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エンコードは高速で高画質な仕上がり


 エンコード速度と品質を確かめるため、iMovie 7.1で取り込んで書き出した場合と、TVMax+を比べてみた。素材はDVカメラで撮影した動画を用い、iMovie 7.1では、iPod用動画用の書き出し(書き出しサイズ:中)、TVMax+では、ビデオ出力経由で接続し、iPod用高画質設定(iPod Best)でエンコードした。

TVMax+

10分間の映像をiMovie 7.1と、TVMax+それぞれのiPod用に最適化した設定で取り込んだ。キャプチャー時間だけでエンコードできるTVMax+は約3倍の速度となった。iMovieの書き出しはH.264形式、ビットレートが1642.19kbps、サイズは122.5MB。TVMax+はMPEG-4形式、ビットレートは1954.56kbps、サイズは148.6MBとなった

フチなし印刷や色補正といったプリンター固有の機能は使えないものの、専用ドライバーをインストールする手間が省ける。テキストやウェブページなどの簡易プリントに重宝するだろう。さらに、仮想マシンのWindowsボリュームを、Macのデスクトップ上にマウントしてアクセスできる「逆共有フォルダ」も、連携性を高める重要な機能のひとつだ。

iPod用設定での比較。アスペクト比が多少違うが、左のiMovie 7.1(640×360ドット)でのエンコードはエッジがぼやけ、圧縮ノイズも多い。右のTVMax+(640×480ドット)では、エッジもシャープだ)


【Conclusion】
○  放送時間中に保存できる高速エンコードが可能で、画質の劣化が少ないのがうれしい。シンプルでわかりやすい操作も魅力だ。

×  H.264/AVCのエンコードには非対応。すでに記録済みのファイルの再圧縮には対応していない。本体に電源スイッチがない。

(MacPeople 2008年1月号より転載)


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