ゲームから動画鑑賞までヘビーに使いたい人向けの「Galaxy S9」

文●林 佑樹 編集●ASCII編集部

2018年07月04日 12時00分

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ZTE AXON 7がいろんな意味で呼吸困難になったので
サムスン電子「Galaxy S9」を手にした

 人柱ビルドは美味しいと、そのまま使い続けていたZTE「Axon 7」に再び自動リブート機能が発生した。何か解決方法はないものかと日本のZTEにアクセスするとグローバルサイトが表示され、Axon 7のファームウェアアップデートをチェックしようとするとサーバーに接続できないといった状況でもあったので、AXON 7は神棚にマウントすることにして、サムスン電子の「Galaxy S9」への機種変更に踏み切った。

サムスン電子「Galaxy S9」。なぜS9+ではないのかは後述
最初から最後まで楽しませてくれたZTE「Axon 7」

 タイミングとしては、大手キャリアの新作が発表された直後であり、Snapdragon 845の検証になる端末がいいなと、Galaxy S9にした。当初は2画面スマホの「M Z-01K」を手にして、より健やかなる茨の道を歩もうと考えていたが、複数のドコモショップの店頭で見つけられなかったので諦めた。発売予定を見ると「HUAWEI P20 Pro」も候補にあったが、諸先輩たちがやたらとHUAWEI P20 Proと連呼しているのでスルーしたほか、あえて「Galaxy S9+」にしなかったのは、競合端末を含む状況から、シングルカメラという部分にチャレンジ精神を感じたからだ。カラバリはライラックパープルをチョイス。カバンの中で発見しやすい色というだけで選んでいる。

 Galaxy S9は、Galaxy S7から採用されたエッジスクリーンを継続採用しており、外観はGalaxy S8とほとんど変わっていない。そのため、手に持った感じではあまり新鮮味がないのだが、本体上部と下部についてはGalaxy S8よりもフラットになっており、横画面時の持ちやすさが向上していることに気がついた。Galaxy S8を使っていたのなら、なんら違和感を覚えることなく移行できる。

正面。上下左右にベゼルはあるも、エッジスクリーンで左右のベゼルは極めてわかりにくくなっている
背面。メカニカルな部分は上部に集約されている

 背面はアウトカメラと指紋センサー、LEDライトなどがあり、これらは上部中央に集められている。指紋センサー部は少しヘコんでいるため、アウトカメラを指で触ってしまいにくい。また描写に影響が出そうなくらいレンズ表面が汚れている場合は、カメラアプリ上でレンズに汚れがある旨が表示されるので、撮影したあとで汚れに気がつくことないだろう。

上部。サブマイクとSIM/microSDXCカードスロットがある
下部。ヘッドフォン端子とUSB Type-C(3.1 Gen1)、メインマイク、スピーカー
左側面。ボリュームボタンとBixbyボタン
右側面には電源ボタン
左から輝度100%、50%、0%。太陽光が差し込む場所で撮影したもの。有機EL、1440x2960ドット、570ppi。またHDRにも対応しているため、nit数は公開されていないが、コントラスト比100,000:1とは開示されている。HDR表示に対応するためもあるが、屋外での視認性は高い

 本記事のGalaxy S9の外観写真はDOME GLASSを貼り付けた状態となっている。「これはうれしい! ドコモショップで曲面ピッタリ保護ガラスの貼り付けサービス」もついでに試した。エッジスクリーンに最適なサービスであり、Galaxy S9/S9+を検討しているのであればオススメだ。ガラス端に硬化した液体シリコンが残ることもあるが、数日後にティッシュやキムワイプなどで軽く拭いていくと除去しやすい。なお、購入した店頭スタッフ曰く「作業工程は簡素化されているが、店舗ごとに練度の差がある」とのこと。

DOME GLASSを貼り付けた状態
エッジスクリーン部分もキレイに貼り付いている
液体シリコンがDOME GLASS側面に気持ち残っている(自分で研磨すればよさそうなレベルではある)

 次は機能や設定を見ていこう。わかりやすい独自機能としてはエッジパネルがある。これも継続採用なので、カンタンに触れる程度にするが、画面端から呼び出せる多機能ランチャーだ。機能の追加にも対応しており、カスタムしやすいのが特徴的。よく使うアプリの登録から慣れていくといいだろう。

 生体認証は指紋と顔、虹彩認証に対応する。顔認証は静止画ベースで堅牢ではないが、虹彩認証は赤外線センサーを搭載しており、太陽光下では厳しいが、室内や電車内といった明るさであれば指紋認証に近い速度でアンロックできる。

エッジパネルの設定画面

 もう1つの独自機能は、サムスン電子版アシスタント機能である「Bixby」。周辺情報やニュースなどを集めてくれるほか、カメラアプリ内で使用すると写しているものを認識してくれるといった機能もある。順調に機能を拡充しているのだが、人によってはGoogleアシスタントを愛用していると思われるので、比べてみて気に入ったら使用するといいだろう。なおBixbyボタンは、サードパーティー製アプリで、異なるアプリの起動ボタンにしたり、ランチャー呼び出しボタンにもできる。

サムスン電子謹製のアシスタント機能「Bixby」

端末の設定でかなり細かく自分好みに!

 設定項目はややバラバラに配置されているが、細かい設定の多くは「高度な機能」に集約されているほか、各設定画面下部に関連機能へのリンクもあるので、迷子にはなりにくい。「ディスプレイ」でまず確認しておきたいのは「画面モード」「画面の解像度」。画面モードは最適化が選択されているが、色合いが気になる場合は、AMOLEDフォトあたりにしてみるといいだろう。色温度の自動調整機能がないのはちょっと残念。画面の解像度は3種類から選べ、主にバッテリーライフを伸ばすために使用することになるほか、ゲームプレイ時にはFHD+といった運用もアリだ。

設定のトップページ
ディスプレーの設定画面
こちらは画面モード
解像度はHD+(1480×720ドット)、FHD+(1080×2220ドット)、WQHD+(1440×2960ドット)の3つから選べる
「サウンドとバイブ」に音質とエフェクトの設定がある
Dolby Atmosやアップスケーラーの設定などがある。排他な機能もあるが、組み合わせを試して自分の好みのパターンを探すといいだろう

 「高度な設定」は、各設定を終えてから用途に応じて選ぶべきものが集約されている。ゲーム用のGame Launcherやジェスチャー、ふたつのアカウントを利用できるデュアルメッセンジャー、ビデオエンハンサーなどがある。オフであっても基本操作レベルでは困らないものばかりだが、「タッチ感度」は保護フィルム向けのもので、タッチ感度を上昇させるものだ。保護フィルムや強化ガラスをつけてみて、タッチの応答性が気になったらオンにしてみよう。なおDOME GLASSはオフのままで問題を感じていない。

高度な設定一覧
同じアプリをもうひとつインストールして、2アカウントを実現する
ビデオエンハンサー。対応アプリをインストールするとリストに追加される

Antutuで26万点超えのベンチマークテスト

 「端末のメンテナンス」は、バッテリーやパフォーマンスモード、ストレージ、メモリー、端末保護をまとめたもので「今すぐ最適化」をタップで、自動的にメンテナンスを実行してくれるほか、各アイコンから詳細設定、個別に実行もできる。

 わかりにくいものとしてはパフォーマンスモードの設定。Game Launcher側にもあり、またバッテリーから設定できる省電力モードも項目としてはパフォーマンスモードと同じ。どれをどういう設定であるか、どこまで適用されているのかを横断的に把握できる画面がほしい。

「端末のメンテナンス」。購入直後は電源管理はどこだとなりがちだが、ここからアクセスできる
バッテリーの項目。省電力モードを選べるほか、バックグラウンドでの更新をアプリごとに制御できる
パフォーマンスモードの設定画面。最適化を選んでおけばいいのだが、項目ごとに設定がある

 ベンチマークを見ていくと、Snapdragon 845のスコアはさすがに高い。「省電力モード:標準でCPU動作クロックを落とした状態」でも、ゲーム以外の操作で気になることもなく快適だ。正直なところ、基本的に省電力モードにしたままが基本スタイルになってしまっている。また放熱はおもに側面からで、かつ分かりやすい温度になりがちなので、高負荷なアプリを中心に使うのなら、ケースではなく背面用フィルムでの保護がオススメ。

 なお以下のベンチマークは「パフォーマンスモード:最適化」、GameLauncherはオフにした状態で実行している。

うっかり短時間の充電をしてしまったが、省電力:標準モードでのバッテリーグラフ。ちまちまと使用した場合のもの
3DMark
PCMark for Android
Geekbench 4
AnTuTu Benchmark
PUBG Mobileは設定のことは考えず、さっさとプレーを満喫してOKだ。大変よく動く

 見た目はGalaxy S8のマイナーアップデート版だが、中身は大きく強化されている。Galaxy S8からだと積極的に機種変更する理由は少ないが、Galaxy S7からであれば十分すぎるほどで、店頭で触ってみるだけでその差は明確にわかる。

 また、ヘッドフォン端子がマストであれば、Galaxy S9はAKGのサウンドチューニングとなっているのもポイントになるだろう。

  Galaxy S9+ SC-03K(参考) Galaxy S9 SC-02K
メーカー サムスン電子
ディスプレー 6.2型有機EL(18.5:9) 5.8型有機EL(18.5:9)
画面解像度 1440×2960
サイズ 約74×158×8.5mm 約69×148×8.5mm
重量 約187g 約161g
CPU Snapdragon 845 2.8GHz+1.7GHz(オクタコア)
内蔵メモリー 6GB 4GB
内蔵ストレージ 64GB
外部ストレージ microSDXC(最大400GB)
OS Android 8.0
最大通信速度 下り最大988Mbps
VoLTE ○(HD+)
カメラ画素数 リア:1220万画素
(標準、F値1.5/2.4)
+1220万画素(望遠、F値2.4)
/イン:800万画素(F値1.7)
リア:1220万画素(F値1.5/2.4)
/イン:800万画素(F値1.7)
バッテリー容量 3500mAh 3000mAh
ワンセグ/フルセグ ○/○
防水/防塵 IPX5,8/IP6X
生体認証 ○(指紋、虹彩、顔)
USB端子 Type-C
Qi
連続待受時間
(LTE/3G)
約400時間
/約450時間
約390時間
/約400時間
連続通話時間
(LTE/3G)
約1310分
/約1170分
約1170分
/約1040分
カラバリ Midnight Black、Titanium Gray Midnight Black、Titanium Gray、Lilac Purple

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