Xperia 1 vs HUAWEI P30! 広角カメラ対決開催!

文●林 佑樹 編集●ASCII編集部

2019年07月06日 12時00分

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Xperia 1とHUAWEI P30の広角をテスト

 最近のスマホカメラの流行はズームと広角だ。ズームではハイブリッドズーム10倍やデジタルズーム50~60倍といったスペックのものが登場し、35mm換算で16mm前後のアウトカメラ搭載のスマホがここのところ増えている。

 そこで今回は、発売されたばかりの「Xperia 1」と「HUAWEI P30」を使って広角レンズ対決をした。オマケでインカメラが超広角な「Xperia Ace」も入れている。

Xperia 1とHUAWEI P30、そしてXperia Ace。Xperia Aceはインカメラが超広角なの! とスピーティー末岡が渡してきたので、似た絵をチェックした

 では、それぞれのアウトカメラのスペックを見てみよう。

Xperia 1:16mm(約107度、F2.4、約1220万画素)

HUAWEI P30:17mm(約104度、F2.2、約1600万画素)

Xperia Ace:10〜11mmの間ほど(約120度、F2.4、約800万画素)

 35mm換算で1mmの違いは、広角になるほど顕著であり、10mmと12mmの差でも別世界である。今回取り上げるスマホの16~17mmだと、極端な差は見えにくいので、今回掲載するサンプルで確認してもらいたい。単純に画角だけでいえば、Xperia Aceのインカメラが120度と超広角。今回はアウトカメラ的に使用しているので、画角の違いもよくわかるだろう。

 サンプルは観光でありそうなシーンを採用した。カメラ側の設定はいずれも初期状態(オート)。撮影は神奈川県にある貞昌院(http://www.teishoin.net)。ココフリが開催するコスプレイベントに参加がてらのテストだった。同日は永谷天満宮(http://nagayatenmangu.or.jp)の天神山に咲くアジサイも撮影可能だったので、そこでもテストしている。また随所で登場するモデルさんは、てくまくまぁやさん(https://twitter.com/kuma_maya)だ。

貞昌院
永谷天満宮の天神山。アジサイがすごくデカい
テストではなるべく三脚を使用。ただレンズ位置を厳密に合わせるのはシビアすぎたので、ある程度近しい構図になるようにした。スマホホルダーが側面のボタンを押しちゃう問題がもっとも大変だった……

過去のXperiaがけっこう霞む性能
「Xperia 1」

 Xperia 1の広角カメラから見ていこう。16mm(約107度、F2.4、約1220万画素)というスペックとなっているほか、設定から「画質優先」と「歪み補正優先」のふたつを選べる。本稿では歪み補正優先を採用した。画質優先時の絵は好みだったのだが、歪みがキツかったため。こだわる場合は、画質優先で撮影し、Lightroomなどのアプリで歪み補正を実行してみるといいかもしれない。

画質優先。露骨に炸裂する歪み
歪み補正優先。画質はやや落ちているが、確認用ディスプレーで見るぶんには許容範囲
紫陽花いっぱいなところ。ほぼパンフォーカスになっており、手前の葉脈もよく解像している。また瞳AFは問題なく動作。P30で同様のカットを掲載しているが、AFは手前の紫陽花にいきがちだった
人を中央からズラしてみたもの。このときも緑に引っぱられて、顔がゾンビカラーになることはなかった。なお画質優先だと人も盛大に歪むので、そのときは中央に配置しよう
貞昌院外観。大きい建物でも楽に撮影できるほか、ディティールも出ている。16mmあたりから正対するのが大変になるが、旅先であればその場のノリで撮るものなので、これくらいで
貞昌院は天蓋が超カッコイイだけでなく、天井もステキである。あれもこれも入れたい。そんなシーンは多いハズ。またミックス光なのだが、無難にまとめている。襖から見える木々の色もチェックだ
お気に入りの欄間。これも間近で見ながら、そのまま撮影できるのは広角カメラならでは。24mmくらいだと入りきらない
16mmは見上げたカットでも便利。ほどよく広がるのでダイナミックな感じになりやすい
接写してみたもの。そこそこ寄ることができるため、小物の撮影にもOK

描写はやはり安定感バツグン
「HUAWEI P30」

 HUAWEI P30の広角カメラは17mm(約104度、F2.2、約1600万画素)。Xperia 1と比べると1mmの違いがあり、画角としては約3度の差となるが、極端な差はなく、使い勝手も同様だ。それらよりもわかりやすいものが色作りで、広角レンズを重視して選ぶのであれば、そこを重要視するといい。

 Xperia 1と比べると、色の違いが明確だ。人物撮影時において気になったのは、フォーカス。紫陽花と合わせて撮影している際、顔検出を実行せず、風景モードになりっぱなしだった。この点は、瞳AFで攻めているXperia 1のほうが強いといえる。一方でオブジェクトの写真については、HUAWEI P30とXperia 1とも出方はよく、正直なところ好み次第だ。

Xperia 1同様に中央の天蓋、及び天井の絵で周辺の描写傾向がわかり、2機種を比べるとどちらもアリ。ただハイライトの部分については、HUAWEI P30のサンプルは飽和してないが、ややシャドウは潰れ気味。Xperia 1はその逆の傾向である
風景モードと判断されていた。これは人体の前に紫陽花があったことが大きい。また、HUAWEI P30は大半のシーンで人体検出→顔検出の挙動が目立っていた。とはいえ、色合いはよく緑に釣られてゾンビな肌色になっていないのはさすが
顔検出をしたため、自動的にビューティー処理が施されているのだが、袖のレースの解像がたまらない
色作りの違いをつかみやすく、屋根や通路の色合いの違いをチェックしてみよう。ガラスの抜け感はHUAWEI P30のほうがナチュラルな印象
ミックス光環境下で上手くまとめているが、木々の色合いが不自然である。また画角の違いもわかりやすいが、旅行先で困るような差ではないだろう
ここでもハイライトのしぶとさがわかる。自分が動かなくても広角レンズにするだけで全体を撮影できる点はXperia 1と同様
イメージセンサーと処理傾向の違いで、Xperia 1と色の使い方は異なっている。なお横位置での撮影になっていなかったので、データを回転させた
広角カメラでもスーパーマクロは使用可能。25mmまで寄ることがき、さらに広く撮ることで表現の幅を拡げやすい

ちょっとエクストリームだが実用性はアリ
「Xperia Ace」

 アウトカメラ以上にセルフィーやグループショットの需要から、広角が求められてきたのがインカメラだ。Xpera Aceは2019年春モデルの中では超広角のインカメラとなっており、10〜11mmの間ほど(約120度、F2.4、約800万画素)というスペック。そんなわけで、先述の2機種と似た絵を一部撮ってみた。ただ想像しやすいと思うのだが、インカメラをアウトカメラ的に使用しようとすると画面確認が難しい。鏡を使ったり、相手に確認してもらったりであるていどは回避できるが、手ぶれ補正がないだとか指が入りやすいなどの課題もあり、使えるシーンはあまりなさそうだ。

歪み補正優先といった設定はないため、端にいくほど歪みが分かりやすくなっている。中央部の解像感はよく、人物撮影時はなるべく真ん中、かつ複数人の場合も画面中央ラインに集めるようにしたい
割とアリな結果である。とはいえ、撮れているのかわかりにくいので緊急手段として覚えておくといいだろう
参考用としてアウトカメラで撮影したもの。インカメラと比べると広がりはないのだが、やはり画質はこちらが上
バストアップくらいであれば、相手に構図を確認してもらえる距離になるため、出番が増えるかもしれない
歪み補正がないため、パースペクティブ(遠近感)を強く感じやすい。インパクト重点であれば思い出したようにインカメラを活用してみよう。あと指が入りやすいので注意
Xperia 1と似た傾向だが、質感の差が目立つ
こんな感じのカットは画角120度ならではなので、自分を入れつつがやっぱりいいような

【まとめ】35mm換算16〜17mm付近が増えそう

 とくに構図を意識せず、主題を真ん中においても様になりやすく、かつ広がりが分かるため、スマホシーンでの需要はこれからも高まるだろう。途中で触れているように、その場から動く必要がないのは、移動しながらの撮影が多いスマホでは、とくに助かる部分だ。

 Xperia 1とHUAWEI P30の広角カメラは画質もよく、SNSにアップロードしてもいいし、少し加工するといった場合にも耐えてくれる。色合いについては趣味レベル、もしくは好みの世界なので言及しにくいのだが、いずれもマニュアルモードを持つため、細かく露出やホワイトバランスを詰めていくといった撮影にもトライしたくなってくるだろう。


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