端末単体でのバックアップが不便
IS12TはmicroSDカードスロット非搭載。データのバックアップは、オンラインストレージ「SkyDrive」、またはPC同期アプリ「Zune Software」で行なう。Zune Softwareを使えばすべてのデータをバックアップできるが、アプリを使わずに単体でバックアップできるのは画像とオフィス文書の2種類のみ。
しかも、複数ファイルを一括アップロードできないので、結構手間がかかる。IEのお気に入りや各種設定をバックアップできないのもちょっと不安だ。
マナーモードの切り替えが煩雑
手順は3ステップ。電源ボタンかスタートボタンで画面を点灯→音量キーを押す→右上に現れる「着信音」をタップ。iPhoneやAndroidよりも1~2ステップ多い。操作頻度が高いので、ぜひ簡略化してもらいたい。
まとめ
IS12Tは端末の完成度が高く、魅力的な製品だ。個人的にはおサイフケータイ(FeliCa)搭載なら即買いしたろう。ただし、それはアプリの充実があっての話。とくに使用頻度の高いマップの品揃え拡充は急務だ。
アプリの選択肢が少ない現状では、正直なところメイン端末にはオススメしがたい。SNSやメールなど複数サービスを併用しまくっている人の2台目に最適だろう。
だが、天下のマイクロソフトがこのままで終わるワケがないので、今後の進化に一番期待が持てる端末だ。iPhoneとAndroidの二強に割って入る日もそんなに遠くはないかもしれない。