前回、スマートフォンにおけるBluetoothキーボードの必要性と選び方をお伝えしたが、そこで書ききれなかったのが多機能キーボードという選択肢。
どうせBluetooth接続ならばキーボード以外も一緒にしてしまうのは1つの手で、例えばプリンストンの「iBOW mobile」やエレコム「TK-MBD041」シリーズはキーボードに加え、耳に当てれば通話でき、オーディオ再生操作リモコンとしても使える。
その中でも今回、マルチファンクションキーボードとして面白い機能を持つ「Riitek Rii mini Bluetooh keyboard RT-MWK06」(実売価格5000円前後)を試してみた。
ワイヤレスキーボード+テレビリモコン?
本機の最大の特徴はキーボードをひっくり返すと現われる。裏面に丸型の十字キーと4つのキーが装備され、テレビなどの赤外線リモコンとして利用できるようになっているのだ。
そう、本キーボードはスマホ用ではなく本来はテレビ&PC用なのだ。テレビの入力切替などは赤外線で行ない、PCの操作はBluetoothキーボードを使う。映画や動画のタイトル検索やURLを入力するときに重宝するし、ポインティングデバイスも内蔵しているので(後述)マウスも必要ない。
もちろんスマホで使うのであればテレビリモコンの必要性はそれほど高くないはずだが、最近はテレビのHDMI端子に直挿しするタイプの超小型Android端末をちらほら見かける。今のところそれらの製品はBluetooth非対応なので本機を使うことはできないのだが、今後Bluetooth搭載の端末が出てくれば、まさにうってつけのキーボードと言えるだろう。
さらにこの赤外線リモコン、ほかのリモコンの信号を覚えさせるタイプなのでなにかと応用はできそうだ。自宅の部屋の中でテレビリモコンがときたま見当たらなくて困る(ためスマホにテレビ赤外線リモコンアプリを入れている筆者のような)人には重宝するだろう。