スマホのカメラを活用するアプリが人気を集めるなか、確固たる1ジャンルを築いているのがスキャナーアプリだ。カメラをスキャナーとして利用し、情報を残しておくためのツールで、ビジネスマン必携アプリのひとつとなっている。今回は、スキャナーアプリ「Scanner Pro by Readdle」の使い方を紹介しよう。
手ぶれ撮影からクラウド連携まで搭載する高機能アプリ
iPhoneのカメラを使って、取っておきたい情報を写真メモしている人は多いことだろう。とはいえ、普通の写真で細かい文字を読むのは手間がかかるし、手ぶれで綺麗に撮れないことが多いので、書類の撮影には活用されていない。しかし、紙資料の管理こそ、常時携帯しているスマホの出番なのだ。
数百ページの資料を取り込むならドキュメントスキャナーのほうが向いているが、日々手に取る紙資料はカメラアプリで処理する方が早い。公共料金の領収書やクレジットカードの請求書が来たら、撮影してすぐ捨てる。打ち合わせでメモした資料はその場で撮影し、相手と共有するといった使い方ができる。
ファイルを1ヵ所にまとめておけば、すぐに見つけられるのが大きなメリット。紛失することがなく、情報の活用度がぐんとアップすることは間違いない。
スキャナーアプリは多数公開されている。無料のアプリもあるのだが、今回は有料の「Scanner Pro by Readdle」を紹介する。バージョンアップを繰り返すごとに機能が充実し、クールなデザインで日常使いにぴったりなのだ。
Scanner Pro by Readdle
作者:Readdle
価格:600円
適当に撮っても書類部分をきちんと切り出し
取り込んだ画像はPDFに
「Scanner Pro」は撮影した書類をデジタル文書に整形、変換してくれるのがウリ。斜めから撮影し、台形に写ってしまった写真でも、書類部分をきっちり切り出してくれるのだ。また、取り込んだ画像はPDFとして保存されるので活用しやすい。
複数枚の書類をスキャンする場合でも、1つのPDFファイルにまとめて保存することができる。また、モノクロよりもカラーで保存した方がいい書類の場合は、写真として取り込むことも可能だ。