複数の機能を使うと
AQUOS ZETAが競り勝つ
続いてのテストは複数の機能を使った後のバッテリー残量を見る。カメラの静止画50枚撮影、動画10分撮影後にKindleでコミックを1冊読み、GPSを使ったナビを30分歩きながら行う。
なおここからWi-Fiに接続し、Kindleアプリのダウンロードも満充電後に行なっている。
AQUOS ZETA | ARROWS NX | Xperia ZL2 | |
---|---|---|---|
カメラ撮影後 | 97% | 96% | 95% |
電子書籍1冊 | 94% | 94% | 90% |
マップ30分 | 87% | 86% | 81% |
これは1%の差ながらAQUOS ZETAが勝利。カメラ撮影後は3%減と少なく、Kindleを読み終えた時点ではAQUOSとARROWSが残量94%で並んだが、ナビを終えた時点では87%の残量となった。
ARROWS NXはAQUOS ZETAと遜色なく、やはりスタミナ性能の実力を示したと言える。Xperia ZL2も健闘しているが、3回のテストともわずかだが他の2機種より差をつけられており、最後は残量81%となった。
省エネ設定の効果は?
AQUOSとARROWSは並んだが……
続いての比較は「動画1時間再生+放置(待受)1時間」。これを通常時と省エネ設定時で比較してみる。より効果が高い省エネ設定の機種があれば勝ち、と思ったのだが……以下がその結果だ。
AQUOS ZETA | ARROWS NX | Xperia ZL2 | |
---|---|---|---|
通常設定で 動画1時間 |
91% | 93% | 87% |
通常設定で 放置1時間 |
91% | 93% | 86% |
省エネ設定は、AQUOS ZETAが「エコ技」、ARROWS NXが「NX!エコ」、Xperia ZL2が「STAMINAモード」とそれぞれ名づけられている。STAMINAモードは動画再生に関係しないアプリを動作制限の対象とし、他の設定については初期設定のままとした。そのためか、正直言って2時間のテストではほとんど違いがわからない。
AQUOS ZETA | ARROWS NX | Xperia ZL2 | |
---|---|---|---|
省エネ設定で 動画1時間 |
92% | 93% | 89% |
省エネ設定で 放置1時間 |
92% | 92% | 89% |
効果が高そうなのはXperia ZL2。通常時と比べて省エネ設定なら3%上に。AQUOS ZETAもとりあえず1%上の結果となった。
謎なのがARROWS NXで省エネ設定時のほうが1%下がってしまった。ARROWS NXは「NX!エコ」有効後はハッキリわかるほど画面が暗くなっていたので、長い目で見れば効果はあるのだろうが、2時間程度では差が出なかったようだ。
おそらく3機種とももっと省エネ設定を強くするか、終日使ってみれば効果に差が出るのかもしれない。今回の省エネ設定テストは引き分けだ。