11インチでフルHDの解像度を持つ「VAIO Pro 11」や、さらに精細な2160×1440ドットの液晶を備えた「Surface Pro 3」など、モバイルノート、タブレットでも高解像度のモデルが増えてきている。
たくさんの情報を表示できたり、写真をきれいに見ることができるなど利便性は高いが、一方で画面上の文字が見づらくなることもある。
高解像度のPCを購入した直後は、文字の見づらさを解消するためにスケーリングの設定が変更されているのが通例。しかし、「MS Pゴシック」や「メイリオ」といった旧来のフォントは文字が細く表示されてしまうため、デスクトップアイコンが見難いなどの違和感を覚えたという方もいるのではないだろうか。
そもそも、Windowsのスケーリング機能とは、高解像度液晶向けに画面上のアイコンや文字といった各モジュールのサイズを見やすいサイズに変更するためのもの。
Windows 8以降に搭載された機能で、ストアアプリなどに対してはほとんど不満なく機能してくれる。しかし、Windows 8.1からはデスクトップ画面に対して、フォントが細くなったり、アプリによっては文字がにじんで見えてしまうこともあるのだ。
特に困るのが外部モニターにつないだとき。スケーリング設定が高解像度液晶のまま外部モニターに表示されるため、文字が大きくなることもある。そのため、適宜「ディスプレイのプロパティ」を開いて設定を変更する必要が生じる。
Windowsのスケーリング設定を変更してみる
スケーリング設定を変更するには、コントロールパネルから「ディスプレイのプロパティ」を開く、一般的にはチャームから下記の方法で開くが、デスクトップを右クリックして「画面の解像度」→「テキストやその他の項目の大きさ変更」からでもOKだ。
(次ページに続く、「文字を太く、見やすくする「MacType」を導入する」)