文字を太く、見やすくする「MacType」を導入する
Windowsでは、画面上の文字のドットを目立たなくして滑らかにするClearType表示が行なえるが、Vaio Pro 11といった高解像度ながらも画面サイズの小さい端末では効果を実感しにくい。
それどころか、フォントが全体的に薄く、細く表示されるために、可読性が落ちることも。そんなときは、無料ソフトの「MacType」を使うといい。Google Code(https://code.google.com/p/mactype/)から入手できる。
MacTypeは、ClearTypeの代わりに機能し、文字の表示方法を細かくカスタマイズすることができる。濃く、太く表示することで、高解像度のノートPCでも読みやすい文字を表示できる。
Google Chromeの画面のにじみを解消する
Windows 8.1のスケーリングは、アプリ側も対応している必要がある。一方で「Media Go」といった古めのアプリはスケーリングに非対応となっていて、起動すると全体的に画像を拡大したような表示になり、文字やアイコンがにじんでしまう。
現行のGoogle Chromeもスケーリングには非対応のため、インターフェースまわりはもちろん、HTMLなどもにぼんやりと表示され見づらい。
このにじみは、アプリに対してスケーリング処理を行なわないように設定することで回避可能。副作用として、メニューバーなどのサイズが小さくなってしまうが、画面がぼんやりと表示されるのが我慢できないという場合には積極的に設定しておこう。
以上の設定で、高解像度のノートでも文字が読みやすくなるはずだ。次回は、Windowsのキーバインドの設定変更について解説する。