合計77.38GBの巨大クラウドを使い倒す!
メイン画面では、登録したすべてのクラウドサービスをまとめて扱うことになる。合計容量と利用容量もまとめて表示される。筆者の場合、iCloudとDropbox、OneDrive、Google Driveを合計して77.38GBになった。
保存されているファイルは、PhotosとMusic、Videos、Documentsの4つに分類される。写真や音楽、動画を視聴するなら、ファイルを探し回らずに済むのが便利。そのほかのファイルはすべてDocumentsからアクセスできる。
ファイルを転送したりファイルを串刺し検索する
ファイルをコピー・移動・共有することもできる。外出先で、クラウドにあるファイルを取引先にメールしたりできるのだ。ファイルのコピーや移動は、異なるクラウドサービスへも行なえる。
検索機能も「cloudGOO」の大きなウリ。いつもの検索フォームにキーワードを入力するだけで、連携しているすべてのクラウドサービスを縦断検索してくれるのだ。
ダウンロードしたファイルをキャッシュする
初期設定では、ファイルを閉じるとデータもなくなる。再表示する際はもう一度ダウンロードする必要があるのだ。よく使うファイルや直前に使ったファイルを端末に保存しておきたいなら、キャッシュ機能を有効にしよう。どのくらいの容量をキャッシュに割り当てられるかを決められるのが賢い。
写真や動画、音楽を自動アップロードすることもできる。それぞれ、アップロード先を指定でき、写真はアップロードサイズを3種類から選ぶことも可能。
以上が「cloudGOO」の説明書となる。写真はGoogle Drive、ビジネスファイルはDropboxに保存し、OneDriveはプライベートで、といった使い分けて、スマホからのアクセスは「cloudGOO」だけで済ませるとスマートだ。有料アプリだが、複数のクラウドサービスを使っているなら、ぜひ持っておきたい神アプリと言える。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。