四本淑三のダイエット・ギークス

Ingressダイエッター続出? でもそこには大きな落とし穴が (3/4)

文●四本淑三

2014年10月11日 17時00分

エージェントは電波につられて動く

 レゾネーターの設置位置は、エージェントの立ち位置で決まります。ポータルから離れた位置で設置すれば、離れた位置に。近い位置で設置すれば、近い位置に設置されます。

 ただ、セオリーとして、レゾネーターはできるだけポータルから離すべきと言われています。

 なぜなら、攻撃用のBlasterは射程範囲が決められており、距離が長くなるほど破壊力も減衰するからです。したがってレゾネーターを離して設置しておくと、攻撃によるダメージも分散できます。逆にレゾネーター同士が近接していると、一撃ですべてのレゾネーターが大ダメージを被ります。

ポータルの中心近くでレゾネーターを設置すると、レゾネーターも中心にかたまって設置されてしまいます(ポインタの上にあるポータルを参照)。「団子」とその筋では呼ばれているようです

 そこでエージェントは、アクセス範囲に入るか入らないかの、ギリギリの距離にポータルをとらえようとするわけですが、これがなかなか難しい。歩くスピードに画面が追従しなかったり、GPSの精度の問題で、このアクセス範囲が微妙に、あるいは時によってはデタラメなくらいブレたりするからです。

 止むを得ず、定まらないアクセス範囲に合わせてエージェントもちょろちょろと動くわけですが、これも知らない人が見ていると、いや、エージェントの私が見ていてさえ、何がしかの電波を受けて動いているような(実際にGPSの位置表示に合わせて動いているわけですが……)怪しい人に見えてしまいます。

 なので、レゾネーターを設置するときは、周囲の様子をうかがいながら、コソコソと猫背で操作してしまうわけですが、ここはもう、キリッと顔を上げ、スマホを地面と垂直になるよう構えた上で、堂々とやるべきかもしれません。だって何も悪いことはしていなんだから。

ポータルがアクセス範囲に入るとレゾネーターが設置可能に。これくらいの距離で設置していけばOK

しかしレゾネーターを設置しようとすると、なぜか「Out of Range」になることもしばしば。こうなるとアクセス範囲ギリギリに入るよう、また移動するしかありません

(次ページでは、「避けられる危険と避けられない危険」

mobileASCII.jp TOPページへ