PS4の連携で遊んでみた
Xperia Z3にできて、BMW Z3にできないことと言えば、PS4との連携機能だ。これは、専用のアプリを端末にダウンロードし、PS4と同じネットワーク内に接続する必要がある。つまり、外出先などで家のPS4を動かすことができないため、家庭内で遊ぶための機能だ。例えばリビングにテレビとPS4があるけど、家族にテレビを占領されているので自分の部屋でPS4をXperia Z3で遊ぶ、なんてことができる。
実際遊んでみて驚いたのは、ほとんど遅延がないこと。そして、グラフィックをほぼそのままに再現していること。PS4とのペアリングもカンタン。XperiaでPS4のメニュー画面を操作することもできる。また、PS4用のコントローラーをペアリングすれば、Xpeiraの画面にPS4のゲームを映し出してコントローラーでプレーなんてことも可能だ。ただ、専用のアタッチメントを使わないと、コントローラーを使って遊ぶのは結構不便。また、コントローラーを使わない場合、Xperia内に表示されるバーチャルコントローラーを使うことになるのだが、これが正直遊びづらい! ゲームにもよるとは思うが、アクションゲームに向かないことは確かだ。コントローラーと画面を固定できるアタッチメントの購入を強くオススメする。
どっちのZ3も最高なんです!
とまあ、まったく別のZ3を比べてみたのだが、改めて“どちらのZ3もイイ”と思わされた。BMW Z3は快適装備はほとんどないものの、所有する歓びと運転する歓びを与えてくれる。2シーターの不便さも「そういうクルマだし」で納得できてしまう。ノーマルなZ3なら、今は中古車もこなれた値段になっているので、2シーターオープンカーを所有してみたい人にオススメだ。金額と年式とスペックのバランスが取れていると思う。
Xperia Z3も、ソニーモバイルのフラッグシップモデルにふさわしいデキだ。たしかにZ2からのアップデートは多くなかったが、これからスマホにしようと思っている初心者からASCII.jp編集者のようなガジェオタまで、オールレンジに使える懐の広さがある。auもドコモも毎月の割引がかなり高めに設定されており、MNPであれば2年間の利用で実質0円という値段設定なので、何のスマホにしようか迷ったらとりあえずXperia Z3を選んでも間違いない一台だろう。
中古車もスマホも、まずは店頭にいって“試乗”してほしい。