発表会で注目なのはやっぱりVoLTE
ドコモにつづき、auもVoLTEに対応!
ドロイド ドコモの発表会では、サイクリングやランニングに特化した「Runtastic for docomo」というトレーニング支援サービスが発表されました。あと、7機種の冬スマホはすべてVoLTEとハイレゾ音源の再生に対応したことをアピールしてましたね。
スピーディー ゲストでは今回も石原さとみさん登場時のシャッター音やザワザワ感が大きかったのが印象的。
ドロイド auの発表会では12月にサービスインするVoLTEが一押しでしたね。VoLTEは通話品質がよくなることだけに注目されがちだけど、auは操作中のアプリを表示したまま通話をしたり、その画面を相手と共有できる「シンクコール」、あと最大30人で同時通話ができる「ボイスパーティー」をプッシュしてました。
カリー あと、VoLTE対応のauスマホは3G(CDMA2000)に対応していないというのにちょっと驚きました。でもまあ、エリアが広いから問題ないのかな。この前多摩の山奥に取材に行ったときもauのiPhone 6はLTEが使えたし。
ドロイド auは電波が飛びやすい800MHzのプラチナバンドで一気にLTEのエリアを全国に広げて、「Always 4G LTE」というフレーズを発表会でも使ってましたね。今でもビルの奥などで3Gに落ちることもあるけど、3G非対応の新しいauスマホだとLTE接続で粘るぶん、これまでのスマホとは挙動が違ってくるらしい。このあたりは実機で試さないとよくわからないから、機会があったら、また試しましょう。
VoLTEって一体どういうものかを
カリーさんに聞いてみる
スピーディー ところでこのVoLTEですが……ここでボケ担当のカリーさんに聞きましょう。VoLTEってどういう技術かわかってますか?
カリー ボケ担当とは酷いですね! VoLTEってあれでしょう、ネットワークで通話するやつ。
スピーディー ざっくりしすぎだろ! そもそもネットワークで通話するといったら、普通の携帯電話だってそうじゃないか……。
カリー 言われてみれば……。じゃあ本当のところ、一体どういうものなのですか?
ドロイド VoLTEは「Voice over LTE」の略。もともとはデータ通信用に開発されたLTEネットワーク上で音声通話を可能にする技術です。LTEベースなので周波数効率がよくなっているのに加えて、音声圧縮技術が新世代になっていることもあって、確実に高音質になって聞き取りやすくなります。
スピーディー LTEスマホでも音声通話を利用するときは、実は3Gに接続が切り替わっていたんだよ。でもVoLTEではLTEのまま。つまり音声通話中でもLTEによる高速なネット接続が可能というメリットもある。
カリー つまりはSkypeやLINEみたいなものなのですか?
ドロイド データ通信で音声通話を実現するという意味ではそうだけど、音声通話用に帯域を保障して確実に通話ができたり、110番や119番が使えたりといった意味では、これまでの携帯電話の音声通話と基本的に同じで、さらに音質や機能面で向上していると考えた方がいいかもね。
カリー なるほどー。でも、VoLTEってVoLTE端末同士じゃないと、ダメなんですよね……。
スピーディー 基本的にはそう。現時点では異なるキャリア間の相互接続にも対応していない。
カリー iPhone 6のVoLTE対応がどうなるかも気になるところですが、VoLTEはこれからどんどん普及してほしいですねー。
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