ACTIVEキーはそこそこの使いやすさ
サイドにあるACTIVEキーは、短押しでActivity Zoneというアプリが起動し、長押しでカメラ起動が割り振られている。これは任意に変更可能で、アプリを自由にセットできる簡易ランチャーだ。ただし、受話や発信といった操作には非対応で、この点は今後のアップデートに期待したい。
さてActivity Zone。気圧計(高度と気圧)、コンパス、トーチライト、ストップウォッチを使用できるほか、エクササイズアプリや緊急時長持ちモード、防災インフォへのショートカットも備えている。ツールとしては確認しやすく、アウトドア派に適したアプリ群だ。
また、トーチライトは明るさ・点滅速度を変更可能で、とくに明るさはレベル1~14と細かく、最大時はかなり明るい。ただ、トーチを起動したら即座に点灯する設定がないため、別途アプリを用意したほうが操作が楽かもしれない。
アウトドアやお風呂での操作を見てみよう。手ぶくろ装備の場合は「高感度タッチ操作」に切り替えると操作可能になる。ただ軍手の場合は反応しなかったので、手ぶくろ側の部材を選ぶようだ。本機能は過去のGALAXYシリーズにも搭載されているので、専用のチューニングというわけではなさそう。次にお風呂での操作。多少の水滴が付いた状態であればある程度反応するが、あまりにも水滴が多いと誤動作も多くなる。強化ガラス表面はコーティングされているらしく、大きな水玉であれば傾けるだけで落とせる。
カメラの性能は、描写は良好だが夜に弱い
アウトカメラは1600万画素、インカメラは210万画素。アウトカメラは、それほど夜間撮影には強くはない。その代わりHDR機能が強化されている。手ぶれ補正は電子式でセンサー側が微動していないタイミングでシャッターを切るため、室内程度なら気楽に撮影できる。
また、セルフィーブームでインカメラも画素アップが進みそうだが、解像感が上がりすぎると逆効果になるので、210万画素は妥当なラインだと言える。
ビデオ機能を見ると、流行の4K録画に対応している。1回の録画時間は5分に制限されているが、これは発熱対策のためだろう。原稿作成時時点(11月中旬)のOSバージョンでは、動画モードの切替時にシステムを巻き込んで落ちることもあるため、時間に余裕があるときに使用したほうがいい。熱によるカメラアプリの強制終了については、5回連続で実行して発生せず。ただ、室温16度の環境下での話なので、環境温度が高い場合は連続撮影時に熱負けする可能性はある。