マイクロソフトが提供している「OneDrive」は、Dropboxなどに通じるクラウドストレージサービスだ。
PC内に保存したファイルがインターネットを通じて自分専用の保管庫と同期されるという単純な仕組みながら、複数のPCを登録して、フォルダーを同じ内容に保ったりできるようになっている。
ファイルの履歴を取り出せるため、バックアップにも便利。Windows 8以降なら標準で、Windows 7以前であればクライアントソフトをインストールすれば利用できる。
Dropboxなどの外部サービスとくらべて便利なのは、Windows 8との親和性が高い点。一度サーバーへアップロードすると、以後はPCからファイルを消して、PCのストレージ容量を節約することができる。
このときPCのストレージにはショートカット(のようなもの)を残しておき、必要なときにクリックしてダウンロードするといった運用が可能となる。
容量の少ないタブレットをセカンドマシンとしてセットアップすると、OneDriveとすべてのファイルをダウンロードすることはせず、実体はクラウドサーバーに残した「オンラインのみ」のファイルとして同期される。
そのため、メインストレージが32GB程度の容量しかないマシンでも、OneDriveを使うことで実容量以上の使用感を得られる。
OneDriveに保存したファイルをオフラインで使用する
ちなみに、この状態ではインターネットに接続していないとファイルを開くことができないが、「オフラインで使用する」に指定することで、インターネット接続ができない屋外でも利用可能となる。詳しくは次ページで紹介する。
(次ページに続く、「すべてのファイルをオフラインで使う」)