HDDはあるんだけど
メーカーも容量もバラバラなんですよ
突然で恐縮だが、自分のメインPCはMacBook Airである。ストレージの容量は256GB。足りているかというと、もう全然足りない。デジカメで撮影した写真は保存したいし、エンコードした大量のMP3は入ってるし、とにかく足りていない。これは自分のようなMacBook Airユーザーのみならず、モバイルノートをメインで使っている人なら誰でも頭を悩ませる問題だろう。
というわけでデータを外に逃がしたい。さいわい、編集部には外付けのSSDやHDDが転がっている。これらを有効活用したい……と思ったが、いかんせん余っているディスクなので、容量はバラバラ、メーカーもバラバラ。
それぞれを単体で繋ぐというのはいかにも非効率である。どうせなら全部ひとまとめにして、「RAID」(複数台のハードディスクを組み合わせることで、仮想的な1台のハードディスクとして運用する技術)を構築できれば最高だ。
しかし、RAIDは原則として同一容量・同一型番のSSDやHDDを用意する必要がある。容量もメーカーも全く違う、編集部の余り物ではどうしようもない……。
ところが、このディスクたちを有効活用して大容量ストレージにする、驚きのデジギアがあるという。それが「Drobo mini」である!
細けえことはいいんだよ!
異なる容量のHDD・SSDを自在に搭載可能なのだ
「Drobo」シリーズは、米Droboが製造するストレージアレイ。Drobo miniは、その名の通りコンパクトさがウリの製品だ。なんとこのサイズで2.5インチディスクスロットも4台も搭載している。サイズは幅187.2×奥行180×高さ44.6mm、重量1kg(HDD、電源アダプター含まず)。
最大の特徴は、異なる容量のストレージを自在に搭載することができる点。Drobo社独自の特許技術、「Beyond RAID」テクノロジーによって、ディスクの容量/回転数が異なろうが、メーカーが異なろうが、Droboに入れてしまえばRAIDが構築可能になるということだ。先に必要な数のディスクだけを買っておき、後日に全然違うディスクを買い足すこともできるし、余っちゃったHDDを後から入れることもできる。それがどれだけカンタンなのか、さっそく体験してみたい。
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