フッ素コーティングにチャレンジ
ガラスフィルムがNGだったので、コーティングを復活させることにした。塗って拭くだけで4ヵ月間のコーティングが可能になると謳っている「Fusso SmartPhone スマートフォン用フッ素コーティング剤」を購入した。iPhoneで3~4回分の容量があるので、1年は効果を維持できるようだ。
フィルムの時と同様、付属のクリーニングクロスで画面をキレイにする。続けて、コート液を10数滴垂らして、すぐにティッシュで伸ばす。これを2~3回繰り返して、8時間乾かしたら完成だ。
見た目の違いはないが、触ってみると全然違う。指が気持ち悪いくらい滑らかに滑るのだ。指紋も付きにくく、さっと服だけで汚れが落ちる。これ、新品の時よりもいい感じかも。
結論、iPhoneの傷は自分で修復できる! 必要なのは酸化セリウム粉末とフッ素コーティング剤。合計約2500円といったところ。今回のようにミニルーターを購入するなら1万円近く。iPhoneの修理業者に頼むと7000円前後でガラスを新品にしてくれるので、ミニルーターを買うと赤字になってしまう。とはいえ、酸化セリウムは大量に残るし、ミニルーターがあれば今後は気軽に傷を消せるようになる。筆者的には大満足だ。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。